団員の声(感想文)

慰霊訪問への参加が私の価値ある生き方と確信

第四班 湯下班 津田建一

今回で3度目の参加になります。団長さんをはじめスタッフの方々に大変お世話になり、感謝申し上げます。

私は、新生佛教教団に入信し、自然界の法に則した最(おも)に道徳の勉強をしています。信仰の指針の冒頭に「生き甲斐」が必ず説いてあります。

生き甲斐とは、世に生きている価値を見出すなり、生きる価値あることであり、価値ある生き方であり、世に役立つ事である。我が作(な)す業(わざ)、たとえ些細な事であろうとも、それがたとえ、他に見出されざる事であろうとも、誰も気付く事なき縁の下の力持ちであろうとも、世に役立つ事に代(かわ)りはない。(中略)唯見れば、何の妙なき路傍の人々の足に踏みにじられる雑草さえも、土
の乾きを防ぎ、土の崩れを守り、そして自からも、その土とその湿(うるお)いに依って、強く生きる道を与えられているのである。

そして、そこに自ずからの生きる甲斐、天賦の価値を見出すのである。

尊きものは、生き甲斐ある生活を見出すことである。

私事、今年で68歳になりますが、65歳を過ぎた頃から、色々な病気をするようになりました。少し足首が痛くなり、近くの病院で血液検査を行なった結果、リュウマチの値が高いと言われました。が、それよりも別の値が少し気になると云われ、大きい病院を紹介して戴きました。前立腺ガンと診断され治療が始まりました。その後、間もなくして、手首、足首の痛みがひどくなり、リュウマチの症状も重なり、思うように働けなくなりました。様々な治療を繰り返していくうちに、今度は左足股関節の痛みもひどくなりました。病気が次から次へと舞い込んできます。このまま治療を続けて健康寿命を延ばしていくことについて、随分考えさせられました。

先に述べました様に「生き甲斐」を私の人生の指針として生きていくこと、そのことが私の残された人生だと思います。

生き甲斐という言葉は外国にはないと言われます。人として生を受け、価値ある生き方を思うとき、先の大戦で若くして、国の為、公の為、家族の為に、ましてや台湾の若者が日本兵として戦って生命を捧げられたご英霊に対し、追悼の誠を捧げる慰霊訪問の旅が毎年続けられています。そこに参加させて戴けることは、後世に語り継ぎ、継続して実施されていく、その僅かなお役に立たせて戴けるならばと思い、現在入院中ではありますが、少しでも元気になり、また皆さんとお会いしたいと思っています。

旅行にも行かない、福岡に住みながらドームにも行ったことがない、釣りにもゴルフにも行かない。地域の役職は殆どさせて戴き、農家の後を継ぎ、後継者も出来、ここまで歩いてきました。これも、妻をはじめ家族の協力の賜物です。

常に感謝を忘れず、これからも慰霊訪問の旅には参加させて戴きたいと思っています。これが私の「価値ある生き方」と確信しています。それぞれこの旅に参加された方は、多かれ、少なかれ同じような気持ちだと思います。

また会える日を楽しみに、頑張って生きていきましょう!

第20次 団員の声(感想文)全38件

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