団員の声(感想文)

大きな達成感と清々しい気持ちで帰宅

第九班 班長 岩附辰夫

この度は、初めて台湾慰霊訪問の旅に参加し、尊い経験をさせて戴きありがとうございました。団長さんはじめ、多くの皆様に大変お世話になり感謝しております。

訪問した先々での私たちへの、心のこもった歓迎とお言葉に、初参加の私は大きな感銘を受けました。

現在、異国の地、台湾に3万3千余柱の同胞が心安らかに眠っておられます。この御霊に、台湾の方々が私たちに代わって、常日頃から慰霊して下さっている姿を拝見し、心より感謝の気持ちで胸がいっぱいでした。

「良き日本人の故郷」を訪ねて、私自身、今回台湾を訪問し、台湾の方々に接し、台湾の皆様を更に身近に感じる慰霊訪問でした。

軍艦マーチ、旭日旗のはためく中での歓迎、菊の御紋の入った垂れ幕、これらどれをとっても、慰霊訪問団の20年の永い歴史を感じました。慰霊式での儀仗の心に響く喇叭の音色、どれもこれもご英霊の皆様の心に響き渡ったことと思います。

台南の飛虎将軍廟でお聞きした、零戦とグラマン機との戦い。零戦が被弾し、墜落の運命にありながらも市街地を避けた操縦によって、其処に住む住民を守り、自分はグラマン機に銃撃され、自らを犠牲にしてまで多くの命を救った杉浦茂峰兵曹長の物語。これが本来、日本人が持っていた武士道の教えであったのでしょうか。

私は今回の慰霊訪問の旅によって、改めて台湾の人々への親近感を肌で感じることができました。

無事に慰霊訪問も終わり、帰途につきましたが、博多からの新幹線の車中、大きな達成感に包まれ、移り変わる車窓を見ながら何か清々しい気持ちで帰宅いたしました。

今回の慰霊訪問団の団員の皆様、ならびに関係者の皆様にはお世話になり、本当にありがとうございました。

第20次 団員の声(感想文)全38件

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