団員の声(感想文)

清清しい台湾慰霊訪問の旅

第八班 虫本班 古迫民雄

先ず心暖まる慰霊訪問を計画された小菅団長、スタッフの皆様に改めて御礼申し上げます。この様な企画を優しさ溢れてしかも整然と実行され、19年も続けられていることに驚きと尊敬の気持ちで一杯です。本当に有難うございました。

旅の途中では団長の分かりやすい解説のお陰で「すらーっと」英霊の方々に頭を垂れてお祈りすることが出来ました。

11月25日、宝覚寺での日本人墓地では日本国の名誉をかけて戦って下さいました英霊の方々に対して只々、「有難うございました」「有難うございました」「有難うございました」とお祈りいたしました。

霊安故郷碑前での慰霊祭では儀仗兵が哀調のあるラッパを吹きながらの整然とした行進のあとの日台の国旗掲場、国歌斉唱、旭日旗掲場で開式、周良仁台湾台日海交会長の主催者挨拶に続いて、小菅団長が挨拶を述べました。その後主催者代表、小菅団長の祭文奏上が行われましたが、一連の儀式は私には美しい絵巻物を見ているように感じられ、英霊の方々はどんなに喜んでいたことでしょう。

南天山済化宮では献花式の後、4万体の霊璽位牌に遭遇した時は度胆を抜かれました。思わず入口から順番に一列づつ自然に頭を垂れて日本の為、台湾人の誇りの為に散っていかれた英霊に対し尊敬の念と感謝の祈りを捧げました。清清しく気持ちよかったです。

芝山巌では暴徒たちにより殺されましたが、日本教育の最初のとっかかりを作ったと言われる六士先生の慰霊式を行いました。

六士先生の難にもかかわらずその後の教員募集には次々と志願して台湾に向かったといいます。強い「志」が勇気を生むのですね。時代背景とはいえ明治時代の方々の情熱と勇気と度胸にはほとほと感心します。それと台湾に上陸した方々が次々に死んでいったそうです。水が汚れていたり腐敗したりの状況で衛生、医療に従事する方々も命懸けだったでしょう。技師はインフラ整備に関わって台湾の近代化に貢献されました。(すごいですね。スペイン人、ポルトガル人、アメリカ人、イギリス人、オランダ人、フランス人、いやいやドイツ人もイタリア人も植民地では略奪、虐殺、暴行の限りを働いた)

3日間のそれぞれの夕食会、昼食会では、去る11月3日の台湾慰霊訪問の旅の結団式・壮行会で、台北駐福岡経済文化辨事處處長の戎義俊先生が記念講話で話された「日本の心」を持たれた台湾の方々がたくさん居られるではありませんか。もうそれだけで大感激です。2度、3度、いえいえ毎回、再会される方々の喜びはよりひとしおだったと思います。

ところで少しの時間しか話が出来ませんでしたが沖縄言論界の最前線で怯むことなく闘っておられる我那覇隆裕さん、真子さん本当に有難うございます。地域で「日の丸」「君が代」の件で筋を通して闘っておられる田中勝弘さん、典子さん御夫婦、日本人として嬉しい限りです。我々と同じBプラン組の岩本敏弘さんは「英知」の泉のような方ですねぇ。いろいろと楽しいお話有難うございました。高橋幸久さん、大石憲さん、旅慣れない私を気にかけて頂きました。有難うございました。

慰霊訪問団の皆様、本当に有難うございました。皆様のお陰で中身の濃い旅になりました。

第19次 団員の声(感想文)全28件

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