団員の声(感想文)
半醒半睡の自分を省みて…
第四班 湯下班 髙松信秋
臺灣の南端鵝鑾鼻岬に来て、巴士海峡を望み、防人達武士の永久不変の志を胸に戦った御霊に頭を垂れ、異体同心の気持ちでいる自分に気がつき、〝日臺の生命の絆、死守せむと、吾、日本の一角に起つ″と、この言葉に奮迅し、今迄半醒半睡の自分を省みて、なんとつまらない人生を過してきたのか惻隠の情にかられている。
日本人の一人として臺灣の人々に頭が垂れる思いである。先人達の偉業に触れ、各々が、旗幟鮮明の気持ちであった事が窺われる。又、歓迎会に於ても、話を聞いていくうちに刎頸之交をもって、一生いや永代をもって付き合わねばならないと心に止めおく!
黄文雄先生や臺日文化経済協会の会長、黄天麟先生の何気なくおっしゃっていた言葉が一葉の落葉のごとく蓄積され栄養となっていく様な気にもなった。
今、あの片言隻語をかみしめてみると、なかなか含蓄に富む言葉だ。団長先生の奏上文に於ても、韓国や中共の様な日本に対する不倶戴天の気持ちではなく、昴包容力のある力の溢れた言葉に共感をする次第である。
〝吾、日本の一角に起つ″この言葉が再び胸の昻と共に湧いて来た。
日華(台)親善友好慰霊訪問団の益々の発展と、来年も元気で会えます様に皆様の栄を祈念して筆を置きます。ありがとうございました。
第19次 団員の声(感想文)全28件
- 母に願いを込めて台湾へ(横尾秋洋)
- 英霊が護った日本を取り戻すことが慰霊につながる(原田泰宏)
- 日本と日本人の魂は慰霊訪問の旅で見つかる(大山猛)
- 英霊に導かれた不思議な偶然(富原浩)
- 参加することに大きな意義があると感じた旅(津田建一)
- 人と出会う事(田口俊哉)
- 涙が溢れ出るバシー海峡の水平線(倉田光男)
- 日本人より日本人を愛する台湾人(長嶺保介)
- 日本を取り戻すための行動を小さく始めるとは(福田章枝)
- バシー海峡に眠る将兵への献花式と慰霊式(虫本隆夫)
- 台湾は大国の圧力に屈せず、末永く繁栄して欲しい(本間潤子)
- 3度目が待ち遠しい慰霊訪問の旅(松永達始郎)
- 御縁をいただいて(榊原みどり)
- 感動の旅、慰霊訪問に参加して(久保山一雄)
- 私も日本と台湾の永遠の友好を願って「日本の一角」に起つ(茅野櫻/中学2年)
- 「日本のことを誇りに思えない」のはとても悔しいです(茅野慧/小学6年)
- 台湾との強い絆(松俵茂子)
- 日本にもあった富安宮(根之木昭憲)
- これが自分が望んでいた旅であると確信した(本田武敏)
- 半醒半睡の自分を省みて…(髙松信秋)
- 先達の偉烈を学び、慰霊の誠を捧げ、日台友好に寄与できれば(石塚俊雄)
- 国歌を斉唱しながら幾度も涙した(山城竜治)
- まだ見ぬ未来へつなげる(岩元みさ)
- 慰霊・交流の旅(堀明彦)
- 森川巡査ありがとうございました(堀純生)
- 思った以上に感動の連続だった台湾慰霊の旅(武田真理子)
- 台湾で学ぶことの意義(高橋幸久)
- 清清しい台湾慰霊訪問の旅(古迫民雄)