団員の声(感想文)

国歌を斉唱しながら幾度も涙した

第五班 長嶺班 山城竜治

私は富原さんからのお誘いで初めて慰霊訪問の旅に参加させていただくことになりました。参加するにあたっては富原さんの気づかいで、事前に旅の栞を読み合わせ、行動指針や参加にわたっての注意を確認しました。また、出発の前日には福岡入りし、グループ会社の3名で夕食をいただきながら富原さんに台湾や慰霊訪問団について教えてもらいました。そして、旅の出発日である11月22日にには福岡空港で慰霊団の皆様と合流し、旅がスタートしました。

今回の旅では、小菅団長や参加者の皆様のこれまで学ばれてきた知識や日本人としての熱い思い、紳士的な態度、そして台湾の皆様の私たち日本人に対する親身で温かな対応に感激させられました。また、訪問先の各神社、お寺、廟などでの慰霊式、献花式では国歌を斉唱しながら、実際の現場に立ち、何故だか涙する場面が幾度となくありました。それも事前にいただいた学習資料や小菅団長やガイドの方から正しい日本の歴史を教えていただけたからだと思います。

その他にも昼食会や夕食会でお会いしたことのない素晴らしい団員や台湾の公的機関の方々、各団体や地域の方々と交流でき、私にとって貴重で有意義な充実した時間となりました。

その中でも、私はバシー海峡での献花と挨拶の機会をいただきました。その時、何故だか胸の中から込み上げてくるものがあり、それを素直な気持で話すことができました。貴重な体験でした。その後、いくつかの慰霊祭、慰霊式を体験し、26日には再び福岡空港へ戻り、皆様とお別れをし、その夜3名で夕食をいただきながら旅についての思いでを語り合いました。

私たち日本人にはとても素晴らしいご先祖様がいました。世の中のため、多くの人々のために役立てるように命ある限り使命感をもって生き抜いた人たちがいました。その思いは死の直前まで、いや死してまで続いていました。それは今でも台湾の地や台湾の人々、そして私たち日本人へ確かに引き継がれていてとても感動しました。

今回の旅は、私に今までどのような思いで生きてきたのか、またこれからどのように生きていくのかを考えさせられ、教えていただきました。日本人として生まれてきたことに感謝し、誇りを持つことができました。これも今回の旅に参加し、皆様とご一緒できたからです。有り難うございました。残りの人生を日本人として立派に生きていきます。

第19次 団員の声(感想文)全28件

訪問次で探す

お問い合わせお問合せ