団員の声(感想文)

まだ見ぬ未来へつなげる

第五班 長嶺班 岩元みさ

自分は平成生まれです。平成5年7月4日に生れたので、当然ながら平成の時代しか生きたことがありません。そんな平成も天皇陛下のご退位により、次の新しい元号へと変わり、幕を閉じます。

平成を振り返るという特集をテレビでも多く見かけるようになりました。新しい発明や開発により、便利な世界になっていく様子や日本中が熱狂したもの、地下鉄サリン事件などの悲しいニュース、ガングロメイクや、ルーズソックスなどの流行したものの映像が次々と画面上で流れていきます。人それぞれ感じ方は様々でしょうが、心の底から突き動かされるような、涙があふれるくらいに感動するような、後の世代まで語り継いでいきたい内容のものはありません。例えば携帯電話においても、新商品が出てみんなそれに飛びつきの繰り返しで、歴史に何かを残すというよりも、常に最先端を競い合っている世の中のように感じていました。

そんな時、台湾慰霊訪問の旅に初めて参加しました。台湾の方々のために命を賭けて誠心を尽くした日本人と、その日本人を何年、何十年経っても師と仰ぎ、語り継いでいる台湾の方々、そしてその台湾へ毎年、必ず同じ日に出向き、心をこめて手を合わせる慰霊訪問団を目の当りにし、これが歴史として、人として最高の在り方だと感じました。

こうして、語り継がれ、世代を超えても繋がっていけるのは、何をしたか、何を発案したかだけでなく、その中に先人の思い、語り継ぐ人々の思いが入っているからだと思います。それはとても素敵なことです。

昭和から平成、平成からまだ見ぬ未来へと移りゆく日本ですが、昔の日本人や台湾の方々にはどのように映るのでしょうか。自分は、日本人として誇りを持ち、ひとつひとつに思いを込めて行動します。

若い世代の人も、是非、台湾慰霊訪問の旅に参加して感じて欲しいです。

第19次 団員の声(感想文)全28件

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