団員の声(感想文)

「日本のことを誇りに思えない」のはとても悔しいです

第二班 田口班 茅野慧/小学6年

私は今年初めて日華(台)親善友好慰霊訪問団に参加し台湾に行きました。これが私にとって初めての海外旅行です。私が訪問団に参加しようと思ったきっかけは、参加した人の感想文を読んでとても感動し、興味を持ったからです。

私が心に残ったのは5つあります。1つ目は「台湾日本関係協会主催歓迎夕食会」で外務省の李恵珊さんが、おばあちゃんの誕生日を祝ってくれたことです。まるで自分のことのようにうれしかったし、おじいちゃんとおばあちゃんを誇りに思いました。またその中で、李さんが言っていた「恩返し」という言葉です。日本人でも恩返しという言葉はあまり使わないので驚きました。そして、李さんは日本や日本人を心から好きなんだなと思いました。

2つ目は潮音寺です。あの突風の中で国旗を持つのは大変でした。でも、訪問団の人たちも風に耐えて立っていたのですごいなと思いました。

3つ目は宝覚寺です。日本の人たちが90年前に立てた木造のお寺を、台湾の人たちは建て替えるのではなくて、「日本人が建ててくれたから」と寺を覆う蔵を建てて下さったことに感動しました。私は台湾の方々が日本のことを守って下さっているように思えました。

4つ目は南天山濟化宮の位牌の数です。私は本当に4万柱もあるのか気になったので、位牌の数を計算してみました。すると、約3万4千柱くらいありました。私はそれに対して、日本が他国の戦死者をお寺で祀っているとはあまり聞きませんが、台湾は日本の戦死者をちゃんと祀っている事に、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

5つ目は鹽水國民小學校です。私は学校で南京大虐殺は本当の話だった、真珠湾攻撃は日本が予告せずにやった等の、反日的なことを教えられています。学校のみんなは、日本は最低だ、中国はかわいそうだと思っています。私は日本の小学生なのに、私よりも日本らしい教育を受けている台湾の小学生達がうらやましいと思いました。また私は、日本の子なのに日本のことを誇りに思えないのはとても悔しいです。

私は訪問団としての5日間で、本当にたくさんのことを学びました。きっと普通の小学校生活では学べないと思います。私は、おじいちゃんがおじいちゃんで良かったと思っています。もしも、おじいちゃんがいなかったら、今頃私は日本のことが大嫌いだったと思います。おじいちゃんがこういうことを真剣に考えてくれるお陰で、私も本当の歴史が知れたし、台湾でたくさんの良い人たちに出会うことができたからです。

私は台湾で学んだことを学校の友達に伝えたいと思っています。また台湾に行きたいです。これからも「日華(台)親善友好慰霊訪問団」が長く続くことと、日本と台湾の国交がもと通りになることを願っています。

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