団員の声(感想文)

日本人としての誇りを感じた3日間

第七班 副班長 エドワーズ博美

祖父が屏東の製糖工場で戦前働き、母も幼少時代を台湾で過ごした経験があることから、以前より慰霊の旅に参加したいと思いつつ今年やっと念願叶って参加することが出来ました。

参加するまでは「3度目の台湾旅行」と、軽い気持ちでいたのですが、行く先々での慰霊行事に参加し、日本人として大東亜戦争を戦った日本人より日本人魂のある台湾人にお会いし、そしてバスの中で小菅団長の色々な説明を聞くうち、つくづくと慰霊訪問の意義と重要性の高さに気付かされました。

私は3日間の慰霊旅行に参加したのですが、この3日間で一番心に残ったのは、2日目の勧化堂で手元にある日本語の原稿を読みながら、広枝巡査との関係、そしてなぜ広枝巡査の供養をしているのかを一所懸命説明してくださった元軍人の台湾人の方です。「一緒に供養してきた人がみんな亡くなって3年前から供養するのは自分一人になったけど、私は死ぬまで供養を続ける」と言われたお言葉が忘れられません。

最後の台日文化経済協会との交流昼食会では、ニューヨークで親しくしていた台湾人の友人のお母様でもある、方水蓮氏と10年ぶりに偶然お会いすることも出来、人の世の巡り合わせ、縁の不思議さを感じる旅でした。

今更ながらに先人が台湾に残した日本人魂、そしてそれを大切に守り育てて来られた台湾人のお心に触れ、日本人としての誇りを感じた3日間の旅でした。この慰霊訪問団が今後も何年も続くことを、そして年毎に慰霊団の人数が増えて行く事を祈念しています。次回はぜひ友人や娘を誘って参加したいと思います。

第12次 団員の声(感想文)全26件

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