団員の声(感想文)
台湾との絆の強化は日本再生への道
副団長 西山洋
大東亜戦争終結までの50年間、まぎれもなく日本であった台湾を親善友好慰霊の目的で訪れた今回の旅は、私にとってはまさに驚きと感激の日々でありました。そこは、古き良き日本と日本人、そして日本人として戦った台湾の方々の眠る国でした。当時日本であった台湾の発展に尽くした先人達の偉大な業績や地元の人々に範を示した人間としての高潔な生き方が、今なお大きな尊敬の念を持って台湾の人々の間に語り継がれている事を知り、一日本人として秘かな誇りを感じた次第でした。
歓迎会の席で、80歳を超えた元日本兵の方々が、「私は特攻隊員でした」あるいは、「私は海軍兵学校出身です」と熱く語る姿は、生気と誇りに満ちていました。
塩水国民小学校では、戦前の日本の教育方針が受け継がれており、先生と生徒が共に教え学ぶ喜びと信頼感に溢れていました。学校の敷地内には神社があり、校内では日本国旗や『日本はこんなに良い国だった』というビデオテープ等も売られていました。
この他に、今でも日本を愛し日本に憧れを抱き日本のことを思っている多くの方々がおられることを知って、自信喪失と混迷の現在の日本から行った私にとっては、深い感銘と本来の我家に帰ったような安らぎを覚えるものでした。
11月25日、台中市の宝覚寺における慰霊祭では、日本人と日本軍人として戦って散華された台湾の方々の英霊に対して冥目し、その安からんことを祈りました。その時、英霊から「我々を忘れずによく来てくれました。」という言葉に続いて「今の日本よ、日本人よ、しっかりしなさい」と諭すように言葉をかけられたような気がしました。その言葉に私は恐れ畏み恥入りました。
台湾は世界で最も親日的な国だと言われています。その通りだと思います。しかし今回の訪問で私は、台湾はそれ以上の存在であることを確信しました。なぜなら、戦前、戦中を通じて我々の先人達が大きな理想を抱き、心血を注いで造った新しい日本、それが台湾であり、その心は今もなお多くの台湾の人々の心の中に生き続けているからです。又、台湾が我国の安全保障上、いかに重要であるかということも現地に立ってみてよく理解できました。台湾との絆の強化は日本再生の道でもあると思います。
第12次 団員の声(感想文)全26件
- 日本の為に従軍して戦死された台湾人の慰霊に参加するのは日本人の義務である(日高誠)
- 奉納した龍柱と銘板に感動(松俵義博・松俵茂子)
- 真実で尊い行動は必ず継続される(永田昌巳)
- 台湾との絆の強化は日本再生への道(西山洋)
- 魂の奥の不思議なふれあいを感じる唯一の国・台湾(安河内康彦)
- 台湾有情~宝覚寺慰霊(供養)祭の参加10年~(大橋昭仁)
- 台湾での新発見、そして再発見(藤村一)
- 日本人は真の親日国家である台湾を見誤ることなかれ(下田健一)
- 日本語世代の方はかけがえのない日本の宝です(原田泰宏)
- 日本人のアイデンティティを取り戻す巡礼の旅(岩本宣善)
- 日本人の誇りを取り戻す慰霊訪問の旅(下田純子)
- 先人の魂に感謝の意を捧げ祀る誠心(松下美佳)
- 私の台湾旅行記―大きく変わる価値観(小倉美帆)
- 日本人としての誇りを感じた3日間(エドワーズ博美)
- 台湾を想う(中村哲)
- 65年目に念願適った慰霊の旅(出口清)
- その感情は突然湧き起きた!(鶴修輔)
- 心ゆくまで君が代を斉唱できたのも爽快の極み(菅沼寛・菅沼由美)
- 同胞の深い絆に感謝(佐護美和子)
- 故郷に戻ったような安堵感(荒牧賢二)
- 真の歴史的史実を知らずして真の外交は不可能である(永石辰郎)
- 残念だった明石元二郎墓参(前原清美)
- その場所は慰霊祭を行うに最もふさわしい場所だった(前原照美)
- 霧深い幽谷に響く「君が代」に落涙(小倉和彦)
- 主人がつぶやいた「深い意味のある旅行」…(小倉弘子)
- 真実を伝えれば我々は目覚めます(森靖子)