団員の声(感想文)
日本人の誇りを取り戻す慰霊訪問の旅
第二班 副班長 下田純子
昨年に引き続き2度目の日台親善友好慰霊訪問団に参加出来ました事、小菅団長始めスタッフの方々、同行した団員の方、そして台湾の地でお会いした方々、全ての方々に感謝申し上げます。
本来は日本政府が行うべきと思うのですが、日本は中国と国交を結び台湾を切ってしまいました。それを憂いて立ち上がった小菅団長、それに賛同する人々により行われ私も主人と共に一員に加えて戴きました。
私は、父が台湾で先生をしていましたので、台湾の生徒さん達と両親が交流する姿を見ながら育ってきました。そんな中、世では、先の大戦は全て日本が悪いと自虐史観を植えつけられ、現在もそれに捉われた人も多く、そのまま子孫に伝えられたら日本人として日本の為に戦った方々に申し訳ないと思います。台湾時代のことを良く話してくれた祖父母や両親も今は亡くなり、話を聞いた私も65歳、今、本当の事を伝えないとと、ひしひしと思っています。機会を捉え色々な所でお話をしていますが、皆さん半信半疑、これではとの思いがこの慰霊団参加のきっかけとなり、また、過去に別途7回(台湾に学ぶ日本精神等)の訪台となり、教科書で教えない日本と台湾の繋がり等、多くのことを学び知ることが出来ました。
今回、台湾で出会った元日本軍人の方達は、過去、日本人であったことを誇りに思っていらっしゃって日本人本来の姿を見せて下さいました。六士先生の墓にお参りし思うことは、当時の日本は台湾を日本本土並みに教育しようと考え、日本から送り込まれた志の大きい先生方6人が殺されるという事件が起こったが、その後も志願して台湾へ渡った先生、今の日本では考えられません。父から、佐賀県から志を持って台湾へ行かれた人の資料を見せてもらったことがありますが、若い先生方の多くは志半ばでマラリア等で亡くなった方が多かったと。表には出ないが、日本精神の根っこになった方の事にも思いを馳せました。台湾の全学校では年の初めに、この六士先生の墓の方角に向かって感謝の祈りを捧げているとのこと、こんな事も私達は知らずにいました。日台交流で訪問した【鹽水小学校】の子供達の生き生きした姿に感動し、女性校長先生のお話からも教育の素晴らしさを感じました。そして、校庭に鳥居があり神社があるのです。その上に二宮金次郎の生き方に学ぶと言う事で、二宮金次郎の銅像を建てる計画をしているとのこと。日本では、戦後、殆んどの学校から、徐々にこの銅像が撤去され、残されている学校は珍しい程です。現在の日本の教育は、個人主義や人権、男女同権などに、とって変わっていますが、日本の素晴らしい教育は台湾の中に残っています。以前、父が勤めていた学校を訪ねた時、そこの校長先生が「先生、立派な教育をして下さって有り難うございました。どうぞご安心下さい。当時の教育精神を守って教育しておりますから…」とおっしゃられ、驚いた事もありました。また、通りすがりのおじいさんが、自転車を止めて「あなた方、日本人でしょう?日本は台湾のお母さんです。孫が千葉県に住んでいるよ」と嬉しそうに話しかけてくれたこともありました。
今の日本人は台湾を〈食べ物が美味しい〉と観光地として捉えている人が多いけど、もっと日本と台湾の繋がりの大切さに気付くことが大事です。日台親善友好慰霊訪問団として台湾を訪問して、先の大戦で日本人として亡くなられた3万3千余柱の軍人軍属の方々と1万4千人の日本人の魂と、日本人として生きていらっしゃった今もお元気な台湾の人に、日本人としての誇りを取り戻すことを教えて戴きました。ありがとうございました。
第12次 団員の声(感想文)全26件
- 日本の為に従軍して戦死された台湾人の慰霊に参加するのは日本人の義務である(日高誠)
- 奉納した龍柱と銘板に感動(松俵義博・松俵茂子)
- 真実で尊い行動は必ず継続される(永田昌巳)
- 台湾との絆の強化は日本再生への道(西山洋)
- 魂の奥の不思議なふれあいを感じる唯一の国・台湾(安河内康彦)
- 台湾有情~宝覚寺慰霊(供養)祭の参加10年~(大橋昭仁)
- 台湾での新発見、そして再発見(藤村一)
- 日本人は真の親日国家である台湾を見誤ることなかれ(下田健一)
- 日本語世代の方はかけがえのない日本の宝です(原田泰宏)
- 日本人のアイデンティティを取り戻す巡礼の旅(岩本宣善)
- 日本人の誇りを取り戻す慰霊訪問の旅(下田純子)
- 先人の魂に感謝の意を捧げ祀る誠心(松下美佳)
- 私の台湾旅行記―大きく変わる価値観(小倉美帆)
- 日本人としての誇りを感じた3日間(エドワーズ博美)
- 台湾を想う(中村哲)
- 65年目に念願適った慰霊の旅(出口清)
- その感情は突然湧き起きた!(鶴修輔)
- 心ゆくまで君が代を斉唱できたのも爽快の極み(菅沼寛・菅沼由美)
- 同胞の深い絆に感謝(佐護美和子)
- 故郷に戻ったような安堵感(荒牧賢二)
- 真の歴史的史実を知らずして真の外交は不可能である(永石辰郎)
- 残念だった明石元二郎墓参(前原清美)
- その場所は慰霊祭を行うに最もふさわしい場所だった(前原照美)
- 霧深い幽谷に響く「君が代」に落涙(小倉和彦)
- 主人がつぶやいた「深い意味のある旅行」…(小倉弘子)
- 真実を伝えれば我々は目覚めます(森靖子)