団員の声(感想文)
魂の奥の不思議なふれあいを感じる唯一の国・台湾
副団長 安河内康彦
私が日華(台)台親善友好慰霊訪問団に参加する事は今回で数えて3回目になりました。実は根っからの筆不精で文を作る事が大変苦手な為に、今迄一度も感想文を出す事が出来ませんでした。しかし今回は突然の副団長指名を受けた事もあり、格好がつかなくなったという事で稚拙ながら感想文を書かせて頂きました。
私達は第2陣Bグループの参加という事で、11月24日に出発し26日には帰国するという2泊3日の行程での旅でした。Bグループはほとんどの人がこの慰霊団に初参加という事でしたので、お互い面識もなく空港にて初めて顔を合わせるという方々ばかりでした。しかし夫々に目的意識がはっきりした方々ばかりの為お互いすぐに打ち解けた雰囲気になれました。台北空港に到着後すぐに台湾新幹線に乗り換えて台中駅に向かいましたが、台湾に入ってからいつも感じる事は、出会う台湾の皆様が私達が日本人と解ると途端に優しく接してくれる様な気がする事です。そう感じるのは私だけではないと思います。この感覚は以前韓国や中国に行った時には決して感じる事が出来なかったものです。やはりこの国は昔の日本のままでここに存在しているんじゃないかな?と思わされるのは私だけでしょうか。なにか魂の奥の不思議なふれあいを感じる事の出来る世界で唯一の国であると言っても過言ではないと思います。
台中市に到着後、予定外でしたがガイドの徐さんの案内で台中の町を少し散策する事が出来ました。台中公園には公園内に野生のリスがいて吃驚しました。その後Aグループと合流し、台日海交会主催の夕食会に参加させて頂きました。海交会の皆様が相も変わらず頑張って居られるのを見て私も元気が出ました。今回は日台親善友好慰霊訪問も12次との事で小菅団長の今迄のご苦労が団長挨拶にも切々と感じられ台湾の皆様との心の紐帯がより深く感じられた宴でした。
翌日は宝覚寺での日本人墓地参拝とその後の慰霊祭に参加させて頂き多くの台湾の方々との交流に感激致しました。その後、中日海交協会主催の昼食会に参加させて頂き前日と同じ感激を台湾の方々と共有出来ました。この日はこの後大変な強行軍で21時過ぎに台北のホテルに到着するという状況でしたが、皆様元気で頑張る事が出来ました。これもひとえに台湾英霊の皆様方の後押しのおかげではないかと感じました。
3日目に入り、この日は前日の強行軍にも拘らず早朝の出発でしたが、私の今回の参加目的の一つでもある前回参拝出来なかった高砂義勇隊戦没慰霊碑の参拝でした。到着までは雨模様でしたが着いた頃には雨も上がり、やはり英霊の皆様は私達が参拝するのを待って居られるんだと感じる事が出来ました。参拝後慰霊碑を守って居られる台湾の皆様方と一緒に歌った「君が代」と「海ゆかば」は終生忘れる事が出来ない程の感激でありました。その後「台日文化協会」の皆様との昼食会の後、中華民國外交部を表敬訪問させて頂き、無事帰国しました。
慰霊訪問の旅は終わりましたが、今年も多くの得難い体験をさせて頂きました。今回特に何度も感じました事は英霊は生きて我々を見守って下さっているという事。それだけになお現在の日本の情けない状況が恥ずかしく申し訳ない気持ちで台湾を後にしました。小菅団長以下訪問団参加の皆様ご苦労様、また台湾でお会いしましょう。
第12次 団員の声(感想文)全26件
- 日本の為に従軍して戦死された台湾人の慰霊に参加するのは日本人の義務である(日高誠)
- 奉納した龍柱と銘板に感動(松俵義博・松俵茂子)
- 真実で尊い行動は必ず継続される(永田昌巳)
- 台湾との絆の強化は日本再生への道(西山洋)
- 魂の奥の不思議なふれあいを感じる唯一の国・台湾(安河内康彦)
- 台湾有情~宝覚寺慰霊(供養)祭の参加10年~(大橋昭仁)
- 台湾での新発見、そして再発見(藤村一)
- 日本人は真の親日国家である台湾を見誤ることなかれ(下田健一)
- 日本語世代の方はかけがえのない日本の宝です(原田泰宏)
- 日本人のアイデンティティを取り戻す巡礼の旅(岩本宣善)
- 日本人の誇りを取り戻す慰霊訪問の旅(下田純子)
- 先人の魂に感謝の意を捧げ祀る誠心(松下美佳)
- 私の台湾旅行記―大きく変わる価値観(小倉美帆)
- 日本人としての誇りを感じた3日間(エドワーズ博美)
- 台湾を想う(中村哲)
- 65年目に念願適った慰霊の旅(出口清)
- その感情は突然湧き起きた!(鶴修輔)
- 心ゆくまで君が代を斉唱できたのも爽快の極み(菅沼寛・菅沼由美)
- 同胞の深い絆に感謝(佐護美和子)
- 故郷に戻ったような安堵感(荒牧賢二)
- 真の歴史的史実を知らずして真の外交は不可能である(永石辰郎)
- 残念だった明石元二郎墓参(前原清美)
- その場所は慰霊祭を行うに最もふさわしい場所だった(前原照美)
- 霧深い幽谷に響く「君が代」に落涙(小倉和彦)
- 主人がつぶやいた「深い意味のある旅行」…(小倉弘子)
- 真実を伝えれば我々は目覚めます(森靖子)