団員の声(感想文)
第21次台湾慰霊訪問の旅 団長の想いを胸に新たなる20年の決意
団長代行 田口俊哉
令和元年11月22日旅行出発の日、「朝6時」に目覚ましを掛けていたが、一時間早く目が覚めて起床。
いよいよ今日からだ!と心の声。顔を洗っていると、準備は完璧か?忘れ物は無いか?資料は?・・・といろんな思いが私を包んでいました。身支度を済ませ福岡空港へいざ出陣。バスの中で再度「栞」の旅程を確認、今次の訪問団員は49名、空港へ急ぐ。団員の皆さんは全員無事に来られるだろうか、「パスポート」などの忘れ物は無いだろうか、そして福岡空港到着、3階フロアー待ち合わせ場所へ。集合時間8:30全員無事集合。(良かった)昨日の内に団長の「等身大パネル」、「遺影」、「お土産」などの運搬をお願いしていた廣瀬さんが渋滞で少し遅れて到着!(一安心)
出発式:原田団長代行挨拶、旅の諸注意事項諸処説明、陳處長ご夫妻お見送りのお言葉、団長の奥様お見送り「気を付けて行ってらっしゃい」。副団長、統制、班長、副班長、救護、総務、庶務、会計、伝令、団員の班構成、・・・・・小菅団長の声が聞こえてきそうだった「よし、準備は良いか!第21次は頼んだぞ!」と。
これまでの慰霊団の軌跡は、沢山の人々が関わり、団員はもちろんのこと、お見送りの方々も合わせて、若きは小学生から90歳代のご年配者まで、それぞれの想いが大きな原動力になっていて、他の旅とは全く違う本当に異例な旅行団なのです。台湾に眠る3万3千余柱の英霊に対し追悼と感謝を目的に、脇目も振らずその継続を決意して来たこの団は、英霊にとって一年ぶりの訪問であり、この上ない喜びであろうと想像いたします。
団長不在の第21次は、訪問先での対応に、いつもと違う大きな不安が隠せなかったことは正直な気持ちですが、振り返ればどこの訪問先も、より以上とも思える心づくしで歓待していただきました。大変有難く、また感謝にたえません。また一民間のこの慰霊団が、国家機関である台湾国の外交部を始め、その他沢山の現地台湾の方々へ、これまでのご縁と絆を育まれ、20年という歳月に気持ちを寄せて来られた小菅団長。公的支援なき公的事業を一心に継続してこられた小菅団長。只々己が本分の慰霊を尽くしてこられた小菅団長。この団長の一途な誠心が台湾の多くの方々の心を打ち、魂レベルのお付き合いにまで発展して来たのだと考えます。団長、本当にこれまで有難う御座いました。
緊張の初日、「臺灣日本關係協會」の温かい接待に先ずは胸を撫でおろしました。ともあれ4泊5日の間中、私は小菅団長の面影を追いかけ、そして勇気と力を貰い続けました。
感想文と言えるものとは程遠くなってしまいましたが、改めてこの団の価値を感じます。
最後になりますが、この度、団員を始め関係者各位のご支援とご協力で、私達主催者は何とか第21次の慰霊の旅の全ての行程を無事に完了することが出来ました。心から御礼申し上げます。
来年も又皆さんと一緒に台湾へ慰霊の旅へ行きたいと心から願っています。そして台湾現地で小菅団長と再会したいと思います。姿は見えませんが「何とも言えぬ笑顔」で団長が待っておられます。
私は、団長代行として、これから未来の20年の継続を決意し、また新たな慰霊の歴史を作っていきたいと考えております。高齢化が進む現地台湾の現状はとても心配な事ですが、これも又この世の無慈悲な時の流れだと感じつつも、日本・台湾の若き後継者作りに想いを馳せて、小菅団長から受け継いだ誠心を大切にしていきます。日本の代表として力強く、新たに戦いの「烽火」を上げます。団員の皆様本当に有難う御座いました。これからもよろしくお願いいたします。 謝謝。
第21次 団員の声(感想文)全26件
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- 第21次台湾慰霊訪問の旅 団長の想いを胸に新たなる20年の決意(田口俊哉)
- 第21次台湾慰霊訪問団に参加して(富原浩)
- 新たな門出(大山猛)
- 第21次台湾慰霊訪問団に参加して(木下修)
- 第21次台湾慰霊訪問団 継続は力なり(湯下雅俊)
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