団員の声(感想文)

台灣との絆の深さ

常任顧問 松俵義博
第一斑 原田班 松俵茂子

この度、第16次日華(台)親善友好慰霊訪問に参加し、今年で6回目となりました。平成26年11月22日より26日までの4泊5日、朝早くから出発し夕方遅くにホテル着というスケジュールで廻りました。

1日に何度となく「君が代」「海ゆかば」を歌う慰霊の旅に、若き青年たちが家族を思い、祖国を離れ戦ってきた証しを見ることができました。また、台湾の移り変わりも早く、新しい出会いや出来事に感謝、感謝の連続でした。

高雄では7月に発生したパイプラインの爆発事故という悲しい出来事、保安堂の新廟の完成という嬉しい出来事等、複雑な思いでした。保安堂は見事な廟になり一段と輝きを増し、附近の住民の方々も安心して漁に出られるのではないでしょうか。また東石郷の森川巡査を祀る富安宮も新廟が出来上がり、村の方々の優しさや、昔からの神に対する作法などが見えて素晴らしく、微笑ましい感じでした。

今回は団員48名でいつもと違った胸に迫るものがあり、行く先々で涙が止まりませんでした。訪問日ごとに事務局から配付される訪問先の学習資料は、訪問先の意味や歴史、出来事が分かり易く説明されていて大変ありがたかったです。スタッフの方々の努力には頭が下がります。大変な作業だったでしょう。

何度参加しても日本と台湾は切っても切り離せない絆で結ばれていると実感します。芝山巌の六士先生の墓前では、統治時代の日本人が台湾に対して真摯に教育を施し、また、理想の近代教育を目指して関わった先生達の精神が今の台湾教育に活かされていることを聞かされ、すごい事だと思いました。

小菅団長はバスの乗り降りの際に後方の席までいつも笑顔でお声をかけてくださり、その心遣い、気遣いに感謝いたします。団長はじめスタッフの皆様のご好意で私たちはこの慰霊訪問の旅に参加でき、台湾について何も知らなかったこと、考えてもいないことが分かり胸が痛みます。本当にありがとうございました。これからも慰霊の旅が長く続きますようにお祈り申し上げます。

台湾の皆様、団員の皆様、事務局の皆様、本当にありがとうございました。

第16次 団員の声(感想文)全25件

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