団員の声(感想文)

台湾へ慰霊訪問

第三班 大山班 吉田周司

今回、第16次慰霊訪問団に参加させて頂いて、初めて台湾の地を訪れました。

自分が学生の時には、学校教育等では台湾統治時代の事、特に台湾で活躍した日本人について教えられた事が殆どありませんでした。そんな中、家族の者が持っていた台湾の事を書いた本を読み、烏山頭ダムと八田與一技師や統治時代の事を知りました。

今次慰霊訪問で台湾の方々と交流し強く思ったのが、統治時代の遺産や故人を敬う信仰心の高さです。高砂義勇隊兵士の慰霊や顕彰のため尽力されている保存委員会や周麗梅さんの御子息の方々、明石総督と秘書官鎌田氏の2つの鳥居、嘉南大圳の建設に尽力し今日になっても深い敬愛を受けている八田與一氏と記念公園、日本人だけを祀る東龍宮、御神体のように軍艦が安置されている保安堂、道徳の教科書にまでなった杉浦茂峰少尉を祀る飛虎将軍廟、義愛公と呼ばれる森川清次郎巡査を祀る富安宮、毎年11月24日に慰霊祭を行っている宝覚寺、そして台湾の靖國神社と呼ばれる濟化宮、台湾の近代教育の礎を築いた六士先生の墓等々、信仰心深く半世紀以上過ぎてもなお手厚く祀られていることに感銘を受けました。

台湾で人を育てる教育の大事さ、国土発展の為のインフラ事業等を大事にする統治時代の意識の高さに、今の日本が学ばなくてはいけないことが沢山あるのではないかと思う慰霊訪問の旅でした。

第16次 団員の声(感想文)全25件

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