団員の声(感想文)

慰霊訪問団員としての自覚

副団長 下田健一
第二班 池田班 下田純子

今回は2年ぶり、4回目となる慰霊訪問団の一員として参加させて戴きました。

この2年間、この時期になると、皆さんが今頃はどの辺を慰霊詣でされているかと気に懸かって過ごしておりました。

第13次でご一緒させて戴いた松俵建設会長さんとは毎月お会いしており、このブランクの間のお話は十分お伺いしておりましたが、やはり、実際に自分の足で動かなければ実感は湧きません。訪問を実現できたことや新しい発見が出来たことで有意義であったと思っています。

折しも台湾は統一地方選のまっただ中でした。台湾の方々が自国の将来を委ねる選挙で、一人一人の力が如何に大事であるかを実践されていることを目の当たりにしました。案の定、帰国後に開票結果が出て、台北市長選、台中市長選で与党国民党が敗北して、馬英九政権の権力基盤の弱体化が必至となりました。その為、2016年の総統選での政権交代の可能性も出てきたと報道されています。我々日本人も大いに見習って、自国の選挙を真剣に考えるべきではないでしょうか。更に外交部に表敬訪問した時、亞東太平洋司の郭副司長は注目すべき発言をされました。『決して、台湾は中国の属国にはならない』と。現馬英九政権にとっては思惑が外れていることでしょう。このような民族意識があって、大東亜戦争での日本兵としての志願の多さ、精鋭部隊として戦闘行為での大奮闘につながったと察されます。この英霊の方々の慰霊を日本政府がすべきところをできないのは、やはり押しつけ憲法のせいでしょう。全てに関連する【改憲】が急務だと確信します。

それから、暴漢に襲われながらも「死して余栄あり、実に死甲斐あり」と言って、子供達の事を思い最後まで格闘された六士先生を祀っている芝山公園では、団員の木村氏が六士先生の思いを実に良く捉えて挨拶をされ感動致しました。この事件について、相当に勉強されていることが本当に良く分かりました。皆さんも同感だと思います。私たちも、もっとしっかりしなくてはと心得ました。

今回を含め、小菅団長の並々ならぬご尽力に深く感謝いたします。実は個人的にもこの親日国台湾を何回と無く訪問しておりますが、ハッと気づかされたことは『外国に友人、知人が何人いますか?』という団長の問いかけでした。今まで外国に行っても全く考えたことがありません。その点で、台湾では、林さん、謝さんとか、何気なく気安く呼びかけていることに自分でびっくりしたのでした。正に親日だからできるのであって、他の国々ではあり得ないことです。そこをしっかり自覚しながら、今後も台湾の方々と夫婦一体でのお付き合いを広めて参り、子や孫たちを始め、周囲の方々に働きかけたいと思います。

今回は2年ぶりにやっと訪問がかなえられ、感謝致しております。

第16次 団員の声(感想文)全25件

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