護国神社家族参拝に参加して思ったこと

津田建一

今年は新天皇陛下御即位の年で、年号を令和と改め日本の新たな時代の幕開けとなりました。記念すべき8月15日の終戦記念日は74年目を迎え、「終戦記念日護国神社家族参拝」の会も3回目を迎えました。

昨年は妻と三男親子5人で参拝させていただきました。三男から「護国神社には誰が祀られているのか」と尋ねられたときに、驚きとショックで一体私は何を子供に話してきたのだろうと、恥ずかしい思いを強く感じたものでした。

今年は仕事の関係で家族が参加できず、私一人になってしまいましたが、護国神社、公式昇殿参拝は身が引き締まる思いで、祝詞奏上では、参拝者全員の氏名が読み上げられ、戦死者、英霊に対し追悼と感謝の念を強く感じた参拝でした。

直会では、子供さん、若い方、年配の方々まで幅広い世代の人達が一同に会し、このような催しは最近では随分と珍しく大変貴重な会だと思います。

私の地区では、夕方からお盆の仏様送り、その後公民館にて慰霊祭、盆踊りと、行事が決まっております。田舎なので1月1日の午前中に歳旦祭りが始まり、11月23日の新嘗祭をお宮さんで宮司さんと共に年に7回程催事を行い、皆でお弁当を持ち寄って直会をします。「おこもり」と言っています。最近は若い人が少なく、年配ばかりになりました。

さて、せっかくですので、ここで英霊や家族の先祖に対し感謝をする意味について述べさせていただきたいと思います。私共、人間一人ひとり全ての人は父親と母親の間に生を受けて誕生します。そのことを宿命といいます。宿命は変わることも又変えることも出来ません。両親や祖父母、又その前の祖父母と先祖からの繋がりで、その結果として生まれてきます。健康な人、そうでない人、男であり、女であり又、裕福な家に生まれ、そうでない家に生まれ、人それぞれです。今の自分はその影響「原因と結果」の上に生かされているのです。それは、一つの家族でも、一つの国でも全く同じです。今の自分は先祖や、先人のお陰の結果なのです。英霊が日本の国を護る為に命を捧げられました。先祖も、社会公共、家族の為に生き抜いてこられました。それは企業経営でいえば期末決算です。黒字決算するか、赤字決算になるか、日本の国は明らかに黒字決算で多額の貯金を繰り越していただいているのです。その結果、こんなに豊かな国になり幸せな家庭で生活が出来ているのです。そのことを良く理解して初めて「感謝」する心が湧いてくるのです。今の幸せは英霊、先祖、先人の方々のお陰なのです。

ちなみに、今の日本人は、そのことを忘れ、自分中心で利己主義で、好き勝手なことばかりしている人達が多くなりました。先人の貯金を食いつぶして赤字になれば、不幸で大変な世の中になってしまいます。運命は自分で切り開いていけます。少しでも世の中の役に立つような人生を歩んでいきましょう。

私の独り言ですが、家族の会話の中に加えていただければ有難いです。

参拝者の声(感想文)(全35件)

敬称略50音順。但し、家族は「長幼の序」に従った。

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