団員の声(感想文)

一度行けば再び訪れたくなる台湾慰霊の旅

第六班 班長 佐護美和子

私は今回2泊3日の日程で、第13次日華(台)親善友好慰霊訪問の旅に参加させていただきました。昨年に続き2度目の訪問でした。初めて訪れたとき心からの歓待に触れ心温まる有意義な旅でしたが、今回は再会出来る嬉しさをともなった旅でした。

11月24日福岡空港午前8時に集合。10月に結団式、壮行会でお会いした方や空港で初対面の方々の7人のグループだった。学院とJTBのお世話になり一路台湾桃園空港へ向いました。また、復興支援の感謝の気持ちが込められた手拭いが届き持参することができました。私たちは無事に入国審査が終ると出口に添乗員さんがおられたので安心しました。バスから新幹線に乗り込み、のどかな車窓を眺めながら、台中へ向いました。ホテルについて時間があったので皆さんとお茶をしながら名刺交換などして過ごしました。

いよいよ台中市政府表敬訪問となりやっと全員と合流できました。まず秘書の方から大会議場に案内されましたが、広くて立派で革張りの背もたれ付きの椅子でした。思い思いに腰掛けると蔡副市長の歓迎の御挨拶があり震災のお見舞いや台湾の方みなさんが寄付されたことなどを話され感謝の気持ちが溢れました。また、この会議場にお客様を迎えたのは慰霊訪問団が最初ですと言われ有り難く光栄なことでした。小菅団長の13年間の積み重ねられた努力と思いが、太く繋がったのだと思いました。小菅団長は凛とした、心温まる謝辞を述べられ訪問団の目的、思いはしっかりと伝わったことでしょう。目頭が熱くなりました。副市長は一人一人と名刺交換と握手を終えられ私も義援金のお礼を申し上げ市役所を後にしました。もうすっかり日は暮れ、その建物はネオンを受けて大きく力強く私たちを見送っていました。

夕食は台湾海交会の方々による歓迎会となりました。看護女子の方と笑顔で再会でき、また前回に日本に行ってみたいけれど、もうそれは叶わないと言われ、つくしの絵を見せてくれました。寂しそうに言われた言葉が耳に残っていましたので、布に書いたつくしの絵をさしあげたらとても喜んでくださいました。25日は、曇り空でしたがだんだん日差しが眩しくなりました。日本人墓地慰霊式は国旗掲揚、国歌斉唱、黙祷をし、お線香をたむけ粛々と行われ、冥福を祈りました。今年は、観光客も大勢お参りされました。宝覚寺の慰霊祭がラッパとともに兵隊さんの行進で始まりました。やはり空にそびえる日本国旗、台湾国旗、軍旗は力強く美しく、鳥の鳴き声がいつまでも響いていました。

午後からバスは一路新竹の済化宮を目指しました。明るいうちに着いたので景色や建物も違って見え屋根の朱色が鮮やかでした。靖國神社を思い手を合わせました。美味しいつきたてのお餅などご馳走になり、隣の土産店でピーナツを買い、台北へ走り出しました。

26日は明石元二郎総督の墓所に無事着き、お参りすることが出来安堵しました。また一段と有意義な訪問となり、素晴らしい方々にも出会えたことに感謝いたします。誇りある日本の先駆者の偉大さを再確認した旅となりました。

最後に日本万歳 台湾万歳 日華(台)親善慰霊訪問団万歳多謝 多謝

第13次 団員の声(感想文)全22件

訪問次で探す

お問い合わせお問合せ