団員の声(感想文)
日本にとって真の友人である台湾
副団長 金澤明夫
今回の訪問団は、本来の目的に加えて日本国民として東日本大震災復興支援に対する感謝の意を表すという重要な任務を負っていました。
そこで、謝意の証として考えられたのが「復興支援感謝」の文言が入った記念の手拭い500本であったのですが、22日の出発までに業者からの納品が間に合わず、後発隊(24日出発)の責任者を仰せ付かった私に託されました。
そして、後発隊の参加者のご協力を得て無事お届けすることができ、その時の団長の安堵した表情は今も思い出されます。
先発隊と合流した場所は台中市政府の庁舎でありますが、表敬訪問のセレモニーの中で早速この手拭いは副市長に手渡され、後に産經新聞の記事の中で写真入りで紹介されることになりました。
また、この時の副市長のご挨拶の中で述べられた、台中市民の震災に対する素早い反応は、日本にとって真の友人は誰かということを思い知らされました。
さて、現在、周知の通り中国は大変な勢いで軍事力を増強させ、東アジアの安全を脅かしておりますが、こういう時期だからこそ真の友人である台湾と日本は益々連携を深めなければなりません。
しかし、政府の弱腰外交、防衛意識の希薄さにはほとほと呆れるばかりであり、集団的自衛権が行使できないという自らに制約を課している我国の今日の政治状況は、台湾を含む東アジア諸国からすれば「頼れる国日本」にはほど遠いと言わざるを得ません。
一刻も早く日本の政治状況が変わり、強い国日本、頼れる国日本になることを切望する次第であります。
第13次 団員の声(感想文)全22件
- 凡生を我國に禀くるもの 誰かは國に報ゆるの心なかるべき(谷尾侃)
- 日本人よ台湾に学べ(日高誠)
- 保安堂で結ばれた不思議な縁(松俵義博・松俵茂子)
- 日台は深く地下水でつながっている(永田昌己)
- 「恥ずかしい」と「感謝」の訪問(田中道夫)
- 日本にとって真の友人である台湾(金澤明夫)
- 正に、台湾国あげての、慰霊団受け入れ態勢作りに感謝(下田健一・下田純子)
- ご慰霊の旅に終りはない(日吉淳治・日吉悦子)
- 台湾は日本にとって大切な絆で結ばれた国(中島公明)
- 慰霊訪問は日本を代表する事業(岩本宣善)
- 一度行けば再び訪れたくなる台湾慰霊の旅(佐護美和子)
- 台湾の人たちとのもっと深い心底からの交流を求めて(小濱善和)
- 初年兵の時台南で任務していた叔父に代わって(森下学)
- 念願適った六氏先生墓(古賀誠)
- 宝覚寺に響く「鎮魂の譜」の音色(中村哲)
- 謙虚に学び合い助け合う(小野正明)
- 日本と台湾は精神的には名実共に一国という実感(永石辰郎)
- 戦争がこんなにも身近な旅(石原一二三)
- 台湾に散華の御霊一万余祖国の平和に生きる人待つ 台湾で最も愛される日本人、八田與一を訪ねて(木下嘉平)
- 終戦時まで日本の臣民であったことの誇り(三好誠)
- 馬政権も無視できない慰霊大訪問団へ(反田邦彦・反田由美子)
- 日本にもらった愛を忘れてはならない(頼永博朗)