団員の声(感想文)
正に、台湾国あげての、慰霊団受け入れ態勢作りに感謝
第二班 班長 下田健一
第二班 副班長 下田純子
第13次日華(台)親善友好慰霊訪問団にも3回連続の参加をさせて戴きましたが、その度毎に、時の流れの違いや物の見方、考え方の違いから、更に新たな感動を得ることが出来ます。この企画の実施段階に至るまで毎年ご苦労戴いている小菅団長様を始めスタッフの方々に敬意を表します。さて、今回の訪問団の最初の事業は中華民国外交部の表敬訪問から始まりました。外交部では、いつもの広いレセプションルームに案内された後、亜東關係協会秘書長の黄明朗氏の話を聞き、セレモニー終了後は、我々団員一人一人丁寧に名刺交換をして戴き、いつものことながらも、非常に有り難く思いました。そして、この様な外交部との繋がりから、後に訪問した台中市とのパイプができ、再三再四に亘る外交部から台中市との連携の結果、今回の台中訪問が実現したとの説明を団長から受けました。更にこのパイプを今後活かして、来るべき日本政府の親善友好の慰霊訪問が実現することを願うものです。また、台中市の蔡副市長が、日頃、わが国でも叫んでいる通り、「国連参加を支持して下さる異国の友として歓迎します」と述べられました。この外交部や台中市の慰霊団の受け入れ方は、13回にも及ぶ親善友好慰霊団を称え、非常に丁重で、且つ厳かな中に親日体制が構築されており、正に我々団体が日本国政府代表団(実質その通り)のような扱いをされていて、深く感動しました。ここでは、当方からは、東日本大震災に際し迅速な支援が、震災発生当日のうちに行われたことに対する感謝の記念に『日本の生命の絆』と描かれた手ぬぐいを差し上げ、先方からは、建国100周年の記念バッジを全員戴きました。この様なところに非常に良き戦前、戦後の分け隔てない、日本との親善友好を保って戴いているのが読み取れます。この外交部、台中市表敬訪問は非常に印象深く、台湾国挙げての慰霊団受け入れ態勢を見た時、我が国の政府、政治家たちは本当に台湾の事を理解しているのだろうかと疑問を感じました。
ところで、メイン行事は11月25日台中市にある宝覚寺での慰霊祭です。こちらでは、献花式、慰霊式が毎年行われております。台日海交会による儀式の運営、小菅団長による英霊への祭文の奏上が行われます。この祭文作成には、団長も多忙の中に一字一句に魂を込めた信念がこもっており、参列した団員からも満足の声が聞かれました。
保安堂や飛虎将軍廟では、現地の方々の大歓迎を受け、毎朝夕、「君が代」、「海ゆかば」を流しながら、日本人を神様として崇めて戴いている。また、日本国総理大臣が参拝しない靖国神社と同じ、この台湾には日本の靖国神社が認めた「台湾の靖国神社【済化宮】」があり、お参りしました。ここは、日本精神を敬う人々の参拝が絶えないといいます。そして、明石元二郎台湾総督の墓参も念願がかない、台南県宮田郷にある烏山頭ダムを建設して、嘉南平野を穀倉地帯と変身させた八田與一技師もこの台湾の地に眠っておられます。毎年5月の命日には、台湾の方達により法要が営まれています。この様な偉人を日本国内で知る人は極少数です。これからは、もっと多数の人達が我々のこの事業を知り、大いに参加戴き、内情を知って戴く事が大切ではないかと思います。繰り返しますが、今回初の台中市訪問が今後、日本国挙げての事業の礎を築くものと確信致しております。
第13次 団員の声(感想文)全22件
- 凡生を我國に禀くるもの 誰かは國に報ゆるの心なかるべき(谷尾侃)
- 日本人よ台湾に学べ(日高誠)
- 保安堂で結ばれた不思議な縁(松俵義博・松俵茂子)
- 日台は深く地下水でつながっている(永田昌己)
- 「恥ずかしい」と「感謝」の訪問(田中道夫)
- 日本にとって真の友人である台湾(金澤明夫)
- 正に、台湾国あげての、慰霊団受け入れ態勢作りに感謝(下田健一・下田純子)
- ご慰霊の旅に終りはない(日吉淳治・日吉悦子)
- 台湾は日本にとって大切な絆で結ばれた国(中島公明)
- 慰霊訪問は日本を代表する事業(岩本宣善)
- 一度行けば再び訪れたくなる台湾慰霊の旅(佐護美和子)
- 台湾の人たちとのもっと深い心底からの交流を求めて(小濱善和)
- 初年兵の時台南で任務していた叔父に代わって(森下学)
- 念願適った六氏先生墓(古賀誠)
- 宝覚寺に響く「鎮魂の譜」の音色(中村哲)
- 謙虚に学び合い助け合う(小野正明)
- 日本と台湾は精神的には名実共に一国という実感(永石辰郎)
- 戦争がこんなにも身近な旅(石原一二三)
- 台湾に散華の御霊一万余祖国の平和に生きる人待つ 台湾で最も愛される日本人、八田與一を訪ねて(木下嘉平)
- 終戦時まで日本の臣民であったことの誇り(三好誠)
- 馬政権も無視できない慰霊大訪問団へ(反田邦彦・反田由美子)
- 日本にもらった愛を忘れてはならない(頼永博朗)