英霊顕彰

湯下雅俊

終戦記念日の護国神社に奉納された提灯の数は昨年と変わらぬ様に思えたが、参拝する人影はまばらであった。遺族の高齢化による減少に加え、コロナの影響もあるのかもしれない。しかし英霊顕彰は遺族だけのものではない。今日の日本があり、現在我々が存在出来ているのは、大東亜戦争で国の為日本の国民の為に自らの命を捧げた英霊のお陰であることを決して忘れてはならない。

戦後GHQの「W・G・I・P」による洗脳によって日本人の教育は自虐史観が浸透し、復員してきた軍人は肩身の狭い思いをした。そして戦争について語らぬ人が多かった。

政府主催の戦没者追悼式典も、遺族の減少を理由に規模は縮小の傾向にある。また近隣諸国に忖度し、靖國神社参拝も遠慮。否、敬遠している。靖国神社で堂々と英霊顕彰を、政府主催で行うべきだ。

我々家族で参拝する会では、玉串奉奠の後の直会で、スライド「父を呼ぶ声、母を呼ぶ声」が上映された。これは特殊潜航艇第2陣、シドニー攻撃の松尾大尉の母とオーストラリア海軍にまつわるドキュメントである。オーストラリア海軍は、敵の兵士を、国の為に戦った軍人として正式な海軍葬を斎行し、遺骨を遺族の元に返した。国の為に勇敢に戦った軍人を顕彰するところは、日本武士道に通じるところがあるのではないか。

「公」「国」のことよりまず個人、お金、損得が第一になってしまった日本。英霊は果して喜んでおられるであろうか。

1日も早くGHQの洗脳から覚醒し、正しい歴史を学び後世に伝えて行くのが私の余生の大切な仕事だと、この日に改めて決意した。

参拝者の声(感想文)(全29件)

敬称略50音順。但し、家族は「長幼の序」に従った。

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