真の日本人を増やして行きたい

廣瀬知晴

「終戦記念日護國神社家族参拝」に参加することで、命をかけて下さった英霊のおかげで今の日本があることを知ることができました。今年の家族参拝の直会では、特殊潜航艇でシドニー湾に突入された松尾海軍中佐とそのお母様のお話を聴くことができました。

特殊潜航艇3隻撃沈。6名が戦死。内1名が松尾中佐。

松尾中佐は魚雷発射管の故障による操縦不能の為、拳銃で自決されています。24歳です。今では考えられません。海の中、まして潜航艇という狭い鉄の塊の中で、お国の為に戦い、冷静な判断と強い精神力と勇敢さにはどれほどの愛国精神があったのかと想像も出来ません。

オーストラリア海軍はこの勇気を称え、潜航艇を引揚げ敵国日本の軍人に対し「海軍葬」を行ったというお話でした。その後お母様の松尾まつ枝さんは、オーストラリアに招かれ、息子が乗っていた潜航艇と対面します。その時、潜航艇から「お母さん」という息子達の声が聞こえたという話を聞きました、同じ母親として胸が張り裂けそうでした。

息子が腹に巻いていた血に染まった千人針を見た時はどんな気持ちだったのでしょうか。軍人のみならず、軍人の母の強さにも感銘を受けました。

このような事実を、もっと沢山の日本人が知ることができたなら、終戦の日に感謝の誠を捧げる人が増えていくだろうと思います。

もう一つ印象的だったのは、少年兵として硫黄島に出撃された宮原さんのお話です。

「今の日本語は乱れていて意味が分からない」というお話でした。「日本語を失うと国を失う」と言われるほど日本語が日本人を育てるということを考えると、これは重大な問題だなと感じました。何もかもが日本じゃなくなってきているという危機を感じます。

まずは自分から、そして沢山の日本人を増やしていけるよう頑張っていきたいと思います。

参拝者の声(感想文)(全29件)

敬称略50音順。但し、家族は「長幼の序」に従った。

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