~日本人としての当たり前にする~令和4年8月15日「終戦記念日に護国の英霊に追悼と感謝の誠をささげる家族の会」に参加して

原田泰宏

日本の存亡をかけて世界の覇権国家である欧米並びに中国大陸勢力との戦争に敗れて今年で77年。天皇陛下の終戦の詔勅(各国務大臣が署名)が国民に発せられた8月15日を終戦記念日として、毎年国や県では戦歿者慰霊祭が行われてきましたが、マスコミでは一つのニュースとして、参加者がだんだんと減っていることや、終戦記念日が近づくと海外を侵略した日本が悪かったとの洗脳報道が相変わらず行われています。慰霊される日本人戦歿者は日本国が起こした間違った戦争による被害者であり、日本国は海外を侵略した加害者であると、戦後ずっと教育、報道され、国、自治体もそれに異を唱えてきませんでした。

これでは、現代に生きる、また今後生まれてくる日本人が、私たちの親、祖父母、先人、祖国日本に対する尊敬や誇りを抱くことはできず、逆に日本を嫌悪し、解放したと謀略的宣伝をした戦勝国に遵う国民が育ってくることは、今の体をなしていない政府始め日本国を崩壊させるような社会活動を見れば明らかです。遺族を対象とした戦歿者慰霊祭での参加者の減少は年を経つに伴って当たり前のことで、これをわざわざ謳うことで、戦前の日本人を慕う人が減ってきたので、戦前の日本と決別しようとする日本分断の意図があるように思います。

本来、終戦はサンフランシスコ平和条約が発効した昭和27年4月28日ですし、敗戦を受け入れ、降伏文書であるポツダム宣言を受諾し調印した昭和20年9月2日は、停戦にすぎませんが、当時の日本人としては天皇陛下がポツダム宣言の受諾を日本国民に告げられた日を終戦の日としました。

このことから、8月15日は戦歿者の慰霊だけではなく、この詔書で謳われていること(『この戦争は帝国の自存と東亜の安定であり、国体を護持し、信義を失わず、国全体を挙げて子孫に伝え、総力を将来の建設に傾け、世界の流れに遅れないようにしなさい。』)を代々伝えていくことが一番大切なことではないでしょうか。

「護国の英霊に追悼と感謝の誠をささげる家族の会」(以後「家族の会」)は真にこの趣旨にかなったものと言えます。いまだ終息の兆しが見えないコロナ禍の中ではありますが、消毒、換気などに考慮を払って、猛暑の中、今年で7回目の「家族の会」が開催され、幼児から先の大戦に参加された宮原さん他多くの方が家族連れで参加されました。

私事ながら、今年は息子、6歳・4歳の孫が本殿昇殿参拝だけでなく、直会の慰霊顕彰ほか催しの最後まで参加しました。上の孫は、一つ一つの行事の意味は理解できないようでしたが、なにか大事なことであることは感じたようでした。また、その叔父にあたる息子は、猛暑による参加者の健康を心配しながらも、先人に対する尊敬、畏敬、感謝の気持ちを持ったようで、子供、孫に日本人として思いを伝えた一歩になったかなと感じております。

この会は、毎年続け次世代に受けついでいくことが大切です。体が動く限り、日本人としてこの会を継続していきたいと思っています。宮原さま始め参加の皆様、並びにこの家族の会の企画、運営に献身的にあたられた田口さん、廣瀬さん始め奉仕の皆様にこの場をお借りして感謝と御礼を申し上げます。また、来年も頑張りましょう。

参拝者の声(感想文)(全29件)

敬称略50音順。但し、家族は「長幼の序」に従った。

戻る
お問い合わせお問合せ