団員の声(感想文)
幻の如く蝶が舞った烏山頭ダム
第五班 永濱班 林雅子
私は、第18次の日華(台)親善友好慰霊訪問の旅(以下、慰霊訪問の旅)に初めて参加させていただきました。
私は福岡市在住で台湾台北市の出身です。この慰霊訪問の旅は私にとって何ものにも代え難いものとなりました。
4泊5日の行程を通して、小菅団長をはじめ総勢50名の慰霊訪問団員と出会い、知り合ったこと、現地台湾人との家族・兄弟交流の中でたくさんの方々と巡り会ったことは、私にとって何よりの大きな惠みと感謝であります。
なかでも3日目の高雄市がとてもきれいになっていたことや、4日目の台中・新竹を訪れたとき、かつての様相とは著しく変化していたことには、大変驚きました。台南の烏山頭ダムでは、このダムの建設工事中に命を落とした方々の殉工碑の御霊に向かって献花ならびに黙禱を捧げました。丁度その頃、幻のごとく蝶が私たちの周りを旋回していったのを見て、このダムの設計技師であった八田與一の霊ではないかと一同喜びに包まれました。
さらに、台湾の靖國神社といわれている濟化宮では、現在も台湾の人々によって御霊が守られ続けています。私は、ここを訪れて涙せずにはいられませんでした。
この慰霊訪問の旅に本間雅晴中将の縁戚にあたる本間潤子氏が参加されており、その方と行動を共にして、私は深い感動を受けました。人生の先輩であられる本間潤子氏の、長い階段も全く苦にすることなく、自分の荷物もしっかり自分で持つその姿勢に触れ、今後の私の師と仰いでいきたいと思いました。
改めまして、小菅団長をはじめ団員の皆様と台湾の友にお世話になりましたこと、心より、感謝申し上げます。
第18次 団員の声(感想文)全18件
- 台灣との絆の深さに感銘(松俵義博・松俵茂子)
- 日本人として台湾日本語世代の方々の人生と心情に寄り添いたい(原田泰宏)
- 行く度に感動深まる台湾慰霊訪問の旅(大山猛)
- 「感謝と責任」を実感した旅(津田建一)
- 身はたとい 武蔵の野辺に朽ちぬとも 留め置かまし大和魂(永濱浩之)
- 父が何よりも喜ぶ親孝行が出来た(沼田真清)
- 温故知新・百聞不如一見(湯下雅俊)
- 私には何ができるのだろうか。何をなすべきであろうか。(福田章枝)
- 自分の心のあり方を見つめる旅(山口衛)
- 感動の慰霊訪問の旅で得たもの(松永達始郎)
- 過去の歴史を知り、未来の歴史を創る(岡根智美)
- 台湾で神様になった日本人巡査を訪ねて(根之木昭憲)
- 「誠を感じ合う」慰霊訪問(冨田昇一・冨田隆子)
- 子供の頃に感じていた日本があった(鶴岡邦彦)
- これからも慰霊の旅に参加を(本間潤子)
- 幻の如く蝶が舞った烏山頭ダム(林雅子)
- 子供の頃に感じていた日本があった(大石憲)
- 安らぎと晴れ晴れとした思いを齎らした旅(鶴井博理)