団員の声(感想文)
これからも慰霊の旅に参加を
第五班 永濱班 本間潤子
12月も半ばを過ぎて寒さも一層厳しくなって参りました。佐渡は今日も朝から雪が降っていて、台湾の暑い日々を懐かしく思い出しています。
今年も台湾各地に祀られた英霊顕彰行事や台湾の皆様とカラオケ等、親密な交流に参加させていただきまして、ありがとうございました。
また、八田與一氏が設計・指揮して完成したダムや殉工碑、記念公園等初めて見学して感銘を受けました。
日本は、台湾を植民地にして搾取した等の自虐史観の教育を受けて来たので、台湾の農業振興に貢献した事業を目の前に見て嬉しく思いました。近年、修学旅行で台湾に来る学校が多くなっているそうですが、この大正10年に着工して昭和5年に完成した烏山頭ダムは、近代日本史の歴史教育にもなって有益だと思います。日本の若い人達が、大勢台湾へ来て、台湾の人達と親善友好関係を深め、経済関係も発展させていって欲しいと思いました。
また、26日には二二八事件の犠牲者を祀る二二八記念公園にお参りしました。日本が昭和20年8月15日に敗戦して撤退した後、代わって中国大陸から蒋介石の軍隊が入って来て統治したものの、略奪暴行がひどく、本省人の民衆が蜂起して抵抗した事件で、国民党政府は軍隊で徹底的に鎮圧し、多くの優れた知識人や前途有為な若者達が無残に殺害され、約2万余人を数えると言われています。それ以来37年も戒厳令を続けて人々の自由な行動を制限し続けたそうですが、李登輝氏が総統になってから戒厳令が解除され、民主化が進み、経済的にも発展して、一党独裁を廃し選挙で総統が選ばれるようになりました。今年、政権交代が起こり民進党の蔡英文女史が総統になられたのは嬉しい限りです。中国からの圧力が強いそうですが、耐えて台湾を発展させて行って欲しいと心から願っています。
私は、佐渡出身の本間雅晴将軍作詞の『台湾軍の歌』を今も歌い継いで下さっている台湾の人達に感謝しております。
これからも慰霊の旅に参加させていただきたいと思っておりますのでよろしくお願い致します。
第18次 団員の声(感想文)全18件
- 台灣との絆の深さに感銘(松俵義博・松俵茂子)
- 日本人として台湾日本語世代の方々の人生と心情に寄り添いたい(原田泰宏)
- 行く度に感動深まる台湾慰霊訪問の旅(大山猛)
- 「感謝と責任」を実感した旅(津田建一)
- 身はたとい 武蔵の野辺に朽ちぬとも 留め置かまし大和魂(永濱浩之)
- 父が何よりも喜ぶ親孝行が出来た(沼田真清)
- 温故知新・百聞不如一見(湯下雅俊)
- 私には何ができるのだろうか。何をなすべきであろうか。(福田章枝)
- 自分の心のあり方を見つめる旅(山口衛)
- 感動の慰霊訪問の旅で得たもの(松永達始郎)
- 過去の歴史を知り、未来の歴史を創る(岡根智美)
- 台湾で神様になった日本人巡査を訪ねて(根之木昭憲)
- 「誠を感じ合う」慰霊訪問(冨田昇一・冨田隆子)
- 子供の頃に感じていた日本があった(鶴岡邦彦)
- これからも慰霊の旅に参加を(本間潤子)
- 幻の如く蝶が舞った烏山頭ダム(林雅子)
- 子供の頃に感じていた日本があった(大石憲)
- 安らぎと晴れ晴れとした思いを齎らした旅(鶴井博理)