団員の声(感想文)

「誠を感じ合う」慰霊訪問

第五班 永濱班 冨田昇一
第五班 永濱班 冨田隆子

今回、台湾慰霊訪問の旅に参加させて戴き、実に素晴らしく有意義な慰霊の5日間を、親愛なる台湾の地で過ごすことができましたことに心より感謝いたします。この旅を計画、遂行して下さいました小菅団長様はじめ全ての関係されている皆様方に満腔の敬意を捧げます。

今回の旅を通して自分なりに考えていました標語は「誠を感じ合う」という言葉でした。誠とは“相手の人の為に何か尽くそうとする心・精神”であると考えますが、私たちにとっては素直にまだまだ出来そうもない標語と思っている所です。

この旅で訪問する、神社・仏閣や遺蹟、そして懇親会場の各所で出会う台湾の人たちと、心の奥底から肝胆相照らす交流を通して感動、歓喜することで「誠を感じ合う」チャンスにしたいという思いがありました。

訪問先の各慰霊地で、台湾の人たちの「誠」を感じることが出来ました。大東亜戦争中に台湾で亡くなられた縁のある日本人達を、台湾の方々が神様としてお祀りされ、長期間に亙って御供養、御鎮魂を継続されていることに、大変感動すると共に感謝の念が湧いて来るのを禁じ得ませんでした。さらに、慰霊等の訪問先で、関係者の方々から心のこもったご接待をして頂いたことや、たくさんのお土産を頂戴したこと等、忘れることの出来ない経験でもありました。

また、日本統治時代に台湾ヘ渡り、非常に困難な環境や状況にも拘らず、台湾の発展と台湾の人々の為に全身全霊を捧げられて活躍なされた真に素晴しい同胞がおられましたことに、私たち日本人の誇りであると強く感じました。

そして、その台湾に貢献された日本人を現地の皆様が自国民と同じように今日まで綿々とお祀りや慰霊をなされておられることに、台湾の人々の誠の心を垣間見た想いが胸の中に広がりました。

台湾の方々との交流会では、殊に「誠を感じ合う」邂逅になりました。全く面識のない人たちと何十年間の知己のようにコミュニケーションが出来ました。いずれの交流会でもお互いに相手を思い遣る密度の濃い瞬間、瞬間を心に把持できたと感じました。

一方で、日本の訪問団の皆様方とも、色んな所、様々な状況を通じて、心底から交流が出来ましたことは、望外の喜びでもありました。

今回の慰霊訪問の全期間を通じて、間違いなく「誠を感じ合う」旅を達成出来ましたことに感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございました。

第18次 団員の声(感想文)全18件

訪問次で探す

お問い合わせお問合せ