団員の声(感想文)

悲でもなく辛でもない静かな涙で、喉詰まる国歌斉唱

第五班 班長 青木繁政

昨年、日華(台)親善友好慰霊訪問団を知り、本年50歳の節目で初訪問ができました。お世話になりました関係各位に心より感謝申し上げます。

祖国に戻り10日過ぎても訪問の総括が纏まらない中、3つの事が鮮明に残っています。

1つ目は、「感無量」です。行く先々で様々な心の動きがありました。特に、日本人墓地慰霊式では汗と涙がとめどなく流れました。悲でもなく辛でもない静かな涙により、喉詰まりながら国歌斉唱しました。また、濟化宮で御霊牌たちに対面した際、初めて遊就館の御遺影たちに対面した時と同様の衝撃を受けました。

2つ目は、「出逢い」です。原台湾人元日本兵軍人軍属の方々や子孫の方々との交流は、とても有り難く感じました。また、結団から訪問と多くの団員さんや支援者の方々にお逢いでき、とても刺激を受け、誠に光栄でした。

3つ目は、「継承」です。14年に亘り継続されている小菅団長が仰られた、訪問の目的が心に響いています。敬意と感謝は、各人なりに感じ表し続けることでしょう。継承は、何をどのように継承するか、大問題に感じます。勿論、日華(台)親善友好慰霊訪問は深化しながら継続すべきです。更に、各地で散華された先人達が守りたかったものは何か?

私は、愛する人・愛する郷・愛する国を守ること(一身独立、一国独立)だと思います。その目的達成のため、信義を重んじる気概(武士道、大和魂、日本精神)は継承されているか?私達はどのように継承もしくは復興していくか!

この訪問により、大いなる命題を改めて体感させて頂きました。誠にありがとうございました。感謝、感謝。

第14次 団員の声(感想文)全18件

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