8月15日終戦の日「陛下への感謝を、そして次世代へ継承」

田口俊哉

8月15日は昭和天皇陛下が「大東亞戰爭終結の詔書」を玉音放送で日本国民に語られた日である。この詔書をどのように理解したらよいのか。日本人は一人一人が今一度深く理解する必要があると考える。

学校の教科書には、先の戦争のことを「太平洋戦争」という表現で子供たちに教えている。そしてその戦いの内容はというと、「日本人の兵隊」が中国大陸をはじめとする様々な国や地域で残虐な殺戮、暴行、略奪を繰り返していた…という目を覆いたくなる記述が今でも散乱しているのである。その悪行に対し、当然の報いとして「連合国軍」は日本各地への「大空襲」や「広島、長崎の原爆投下」、「戦犯者日本人」を裁く極東軍事裁判へと繋がり、裁かれたのだという…。日本軍はアジアの人達に、とても酷いことをしてきたのだから、正義の国アメリカから罰を受けたのであり、仕方のないことだと言うのだ。これらの出来事を日本の過去の歴史として教えているのである。

しかし声を大にして言いたい。教科書に書かれているこれらの史実は殆どが嘘で、大半がでっち上げである。何と戦後は一貫して教科書は何も知らない子供達に嘘を教えているのだ。政府や文部科学省をはじめ、全国各地の教育機関は戦後76年間ずっと出鱈目を刷り込んできたのである。

「太平洋戦争」は、そのでっち上げられた歴史の呼び名なのであり、日本軍が命をかけた戦争ではない。日本軍が闘った戦争の呼称は「大東亜戦争」という聖戦である。白人に支配され奴隷として蹂躙され続けていたアジア諸国を、命がけで解放するための戦であったことをしっかと記憶に刻んでほしい。

さて昭和20年(1945年)8月15日、日本はついに戦うことをやめた。私の勝手な思いは、表面的には分かりにくいが、この戦いで日本は負けたわけではないということだ。昭和天皇陛下が「決死」の思いで、この戦いを閉じたというのが真相なのである。

そして「決死」の思いというのが、昭和天皇陛下が下された「大東亞戰爭終結の詔書」なのである。

日本は神武天皇陛下を初代とし、126代2680年に亙り連綿と続く万世一系の皇統を戴く大和の国である。世界における歴代天皇の使命は「八紘一宇」の文字により表現せらるる皇謨(こうぼ)に基づき、地球上のあらゆる人類はその分に従い、その郷土において、その生を享有せしめ、以って恒久的世界平和の確立を唯一念願とするに外ならず、その精神を代々固く護ってこられた。この大東亜の戦いを閉じるにあたり、これから待ち受ける日本民族の艱難苦難の現実がこの先にあることは十分覚悟したうえで、只々皇祖皇宗(ご先祖)から受け継いだ國體保持の大本義を決意され、戦いを止め、国民の命を守られた。そしてその結びで全国民に勇気を与える為、日本再興を呼びかけられたのである。日本人として、大切な歴史の大切な節目だと強く考えるのである。

勇敢に戦った偉大な日本軍の皇軍精神は、アジア諸国を次々と独立へと導いて、白人支配の奴隷という鎖を解き放ち自由を手にしていったのである。

靖國をはじめ全国の神社に眠る全ての英霊達は、8月15日に国民の参拝を待っておられるのだ。暑かった75年前の8月15日に思いを馳せて、心から感謝の手を合わせようではないか。

参拝者の声(感想文)(全26件)

敬称略50音順。但し、家族は「長幼の序」に従った。

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