8月15日

宮原泉

毎年8月15日はやってくる。今どれだけの人々が先の大戦で散華されたご英霊が尊い命を捧げて下さったことに感謝の気持ちを持って、今ある平和に感謝しているでしょうか。平和は当たり前であり、戦争のことは全く考える余地もなく、まして神社の前を通っても一礼するでもなく素通りして行ってしまう。国の要職にある人達も外国に行った時には軍人墓地を参っても、日本では護国の神社には全く参拝しない。戦争犯罪人が合祀されているからと言われるが、そもそも戦争犯罪人ということ自体が不都合であると思います。国会で身分は回復されている筈です。まして勝者が敗者を裁くこと自体が公正さを欠き、勝者の視点から裁いたものであり全く妥当とは言えないと思います。又、自国の為に命を捧げられた方々に対し、尊崇の誠をもって参拝するのに、他国に対して気兼ねすることは全く必要ないと思います。日本は無差別爆撃により全てが焼け野原となりました。しかも戦争を継続する力が無いような時に、原子爆弾を投下し、今でも後遺症に苦しんでいる人達がおられます。

日本人のどこが悪いというのでしょうか。

8月15日には堂々と先人たちのご苦労に対して全国民がお参りする日が来る日を祈って止みません。今後も参加者が増え、家族揃って参拝する、この姿を存続させることこそ真の英霊顕彰です。

平成6年硫黄島で詠まれました現上皇陛下の御製で筆をおきます。

精魂を込め 戦いし人 未だ地下に眠りて 島は悲しき

まだ硫黄島の英霊は家に帰れず滑走路の下に眠っているのです。上皇陛下の「御心」はいかばかりか。私達で推し量ることは出来ませんが、戦没者に寄り添っておられる「御心」は誠に有り難いと思います。

参拝者の声(感想文)(全26件)

敬称略50音順。但し、家族は「長幼の序」に従った。

戻る
お問い合わせお問合せ