団員の声(感想文)
異例づくめの感動
副団長 金澤明夫
私は今回で4回目の参加でしたが、何回も参加すると最初の強烈な印象は薄れ、概ねお決まりのコースを巡り、各々の現地での様子も見当がつきます。
そう思うと、正直言って無理に参加しなくてもいいかという気持ちにもなりますが、年に一度だけの慰霊を待っていてくださる方がおられるからという思い、そして、NHKの「アジアの一等国」にみられる反日的、反台的報道に対するお気持ちを知りたいとの思いもあり、今回も参加させていただくことになりました。
しかし今回は、思いもよらない異例の出来事が数々あり、やはり行って良かったというのが私の結論です。その出来事を列挙すると、
1、産經新聞の記者の同行
2、外国人の初参加
3、保安堂の堂々たる改築
4、南十字星の発見
5、潮音寺で日本人ご遺族との慰霊
6、台南県長(県知事)との昼食会
7、元李登輝友の会台湾会長宅(旧家)へのご招待
8、塩水小学校の熱烈歓迎
9、済化宮の電光掲示板と祓詞奏上
10、高砂義勇隊記念碑の整備と碑文
これらの出来事の一つ一つについて感想を述べるとすれば、字数が膨大になりますので残念ながらここでは割愛します。
ただ、大変嬉しく思ったことは、回を重ねて参加する度に、私のことを覚えていって下さって、「金澤さん、今年もよく来て下さいましたね。」とにこやかに声をかけていただいたことであり、NHKに対する抗議の署名を数多く集められたという事実を知ったことです。
これらのことは、しっかりと「日台の命の絆」で結ばれていることを意味します。
台湾で出会った方々の日本及び日本人に寄せられる思いは半端ではありません。
それ故に、世界で最も親日的な国、台湾を決して裏切ってはならないと、訪問するたびに実感致します。
第11次 団員の声(感想文)全19件
- 明治人の偉業とこれに応える現地古老の人々(谷尾侃)
- 異例づくめの感動(金澤明夫)
- 台湾有情(大橋昭仁)
- 慰霊を回復して人は国民になる(梶栗勝敏)
- 第11次日華(台)親善友好慰霊訪問の旅に参加して(篠原章好)
- 2度目の感謝と感激の旅(岩本宣善)
- 第11次日台親善友好慰霊訪問団に参加して(古賀誠)
- 第11次日華(台)親善友好慰霊訪問団に参加して(松俵義博・松俵茂子)
- 一蓮托生の日台(高原弘之)
- 初めての訪問団参加を終えて(中村哲)
- 日華(台)親善友好慰霊の旅に参加して(松下美佳)
- 第11次日華(台)親善友好慰霊訪問団に参加して(永田昌巳)
- 台湾よ永遠なれ(戸田幸雄)
- 台湾の軍属慰霊団に参加して(下田健一)
- 日華(台)親善友好慰霊訪問団に参加して(下田純子)
- 慰霊訪問に参加して日本人より逞しい台湾の人々の気持ちを学びました(日高誠)
- 日華(台)親善友好慰霊訪問の旅に参加して(前原清美)
- 第11次台湾親善友好慰霊訪問の旅に参加して(前原照美)
- 慰霊訪問の感想(力武崇樹)