団員の声(感想文)
多くの気づきを与えてくれた慰霊訪問
第三班 桐野班 佐竹聖子
私は中学時代から歴史が好きで、社会人になってからは、読書や映画を通して自分なりに勉強していました。2年前に維新の志(福岡で日本、福岡を担う若者の志を高め、自己成長の場を提供し、地域社会に貢献する団体)の歴史勉強会に出会い、そこで初めて八田與一という名前を知りました。歴史ナビゲーターの井上政典先生から、彼は台湾で「烏山頭ダム」を作り台湾の発展に偉大な功績を残し、台湾の教科書にも載っていることを教えて頂きました。その時私は、なぜ「八田與一」や「烏山頭ダム」のことが日本の教科書に出てこないのか大きな疑問を持ちました。
普通の観光では巡らない場所を訪れることができること、また慰霊を通して台湾に触れることで、先述の答えを得ることができるかもしれないという思いから、私はこの旅に参加しました。
第3日目からの訪問で、まず「飛虎将軍廟」を訪れました。そこには、日本軍人の「杉浦茂峰」が神として祀られていました。なぜ台湾の廟に日本人が神として…。全く聞いたことのない話がそこにはありました。そして、第4日目の「宝覚寺」慰霊祭は、関係者の高齢化の現実を見て、今後続けていく為には若い力が必要だと強く感じました。
今回の慰霊訪問団での経験は、私にこれから生きていく上で大切な多くの気づきを与えてくれました。食事会で出会った台湾人の方々、その方々との会話から、私は当たり前の毎日のかけがえのなさを知り、そして一日一日をもっと丁寧に生きなければならないと深く感じました。また同じ志をもった訪問団の皆様、特にご夫婦で参加されていた方々の姿は、私のこれまでの結婚観や夫婦観を考え直すきっかけとなりました。
最後になりましたが、訪問団に参加することができた今の自分の環境とご縁に感謝し、お世話頂いた事務局スタッフの皆様に心からお礼申し上げます。ありがとうございました。
第15次 団員の声(感想文)全14件
- 台湾は何回訪問しても胸に刻まれ、各地の思い出と名残りも盡きない感動の訪問団(永石辰郎)
- 台灣によせる強い思い(松俵義博・松俵茂子)
- 台灣先住民たちの民族の誇り(永田昌巳・永田タマミ)
- 日本と台湾を結びつける「天皇陛下万歳」(木村秀人)
- 台湾に学ぶ日本人の誇り(吉武勲)
- 『日本の宝』があるうちに(原田泰宏)
- 軍歌は日本と台湾がひとつの国として過ごした頃の思い出(桐野隆徳)
- 旅行ケースに日の丸を納めての訪台(村山淳)
- 教育の正常化を目指して(井上誠二)
- 海の彼方のニッポンへ(石川秀久)
- 慰霊訪問はご縁をつくり、深める場所(松下美佳)
- 15年の魂の交流を実感(永濱浩之)
- 台灣よありがとう(中村哲)
- 多くの気づきを与えてくれた慰霊訪問(佐竹聖子)