団員の声(感想文)

台灣によせる強い思い

常任顧問 松俵義博
第一斑 原田班 松俵茂子

第15次日華(台)親善友好慰霊訪問団に参加させて戴いて、多くの方々と同席し、何回参加しても胸が熱くなり涙が止まらないのは何故でしょう。

台湾と日本は歴史的にも深い繋がりがあり、強い絆で結ばれており互いに親近感を持っています。第11次より第15次まで毎年この慰霊訪問の旅に参加していますが、台湾でお会いする方々の日本に対する気持ちが、いささかも変わらないことには頭が下がります。小菅団長に出会い、慰霊訪問の旅に参加できて本当に良かったと感謝しています。

11月22日の中華民國外交部への表敬訪問では、気持ちよく訪問団を迎えいれて下さり、団員一人ひとりと名刺交換までして戴き感動しました。

11月23日の東龍宮では、訪問団の参拝に合わせて地鎮祭と起工式の式典を開催して下さり、大勢の方々が集まり、太鼓や獅子舞や音楽と賑やかなお祭りとなり、慰霊訪問団の皆様と共に参加させて戴き思い出に残る旅となりました。高雄の保安堂もようやく新しい廟が竣工し、奉納した2本の龍の柱が一段と目につき胸がいっぱいになりました。

11月24日には烏山頭ダムでの慰霊式でした。昨年は行程の関係から烏山頭ダムには行けませんでしたが、2日目に見学した鳥居信平の二峰圳(地下ダム)と烏山頭ダムの台湾を代表する2つのダムに行け、台湾の灌漑事業に大きな役割を果たした二人の技師の足跡を見学でき、更に八田與一記念館にも行けて感動でした。烏山頭も訪れる度に整備が進み、台湾の方々の八田與一技師に対する思いが伝わってきます。

11月25日は台中市の宝覚寺での慰霊祭でした。宝覚寺の日本人墓地での慰霊式には今年も日本人観光客の方が大勢お参りして下さいました。団員の皆様の声掛けにより年々、一般観光客の方々のお参りも増えており、少しでも多くの方にこの日本人墓地の存在を知って戴けたらと思います。続いて行われた「霊安故郷」碑前での慰霊祭で奏上された小菅団長の祭文には胸が熱くなり、涙が止まりませんでした。

濟化宮(台湾の靖國神社)では、今回エレベータが設置されており、足の悪い方にもお参りがし易いようになっていました。ちょうど訪台前の11月16日に東京・九段の靖國神社にお参りに行っていたこともあり、またひとつ感動的でした。

11月26日の最終日は烏來の高砂義勇隊戦没英霊記念碑での慰霊式でした。残念ながら、足が悪く慰霊碑前までは登れず下で待っていました。慰霊式後には酋長文化村で、高砂族(タイヤル族)の民族舞踊などを見学し、最後は団員全員が今までにない笑顔で踊りの輪に加わり、とても楽しいひと時を過ごすことが出来、良い思い出になりました。また、初めての烏來での食事も地元で採れた野菜、海老や蟹、魚といった珍しいものばかりで大変美味しく、台湾に来れて幸せでした。

いつもながら、事務局のスタッフの皆さんも準備段階から大変だろうと思います。大勢の団員の世話をし、スケジュールを予定通りにこなし、慰霊訪問の旅がスムーズに進行するように細かなところまでの気遣いに、感謝の気持ちでいっぱいです。私たちもこの台湾慰霊訪問の旅が、いつまでも長く続きますよう、少しでもお役に立てればと思います。

台湾の皆様、団員の皆様、事務局の皆様、本当にありがとうございました。

第15次 団員の声(感想文)全14件

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