団員の声(感想文)
旅行ケースに日の丸を納めての訪台
第五班 班長 村山淳
昨年の第14次台湾慰霊訪問の旅は、出発直前に急用で参加することが出来ませんでした。
今回の第15次台湾慰霊訪問の旅への参加には、昨年にスタッフの皆さんやJTBの大西さんにご迷惑をお掛けしましたので、万難を排して参加し、第14次の紀行文集の中で「はるか台湾で輝く警察魂」の題で富安宮に祀られた古川清次郎巡査のことを書かれていた藤末耕一郎氏から話を聞くことを楽しみにしておりました。しかし、昨年の私と同様、急用で出発直前で参加を取り止めておられました。
少し寂しい旅となりましたが、大東亜戦争で日本軍人、軍属として勇猛果敢に戦われて散華なされた台湾の方を慰霊するためですから、その方の分もお参りすることにしました。
実は私には第12次訪問の旅で心残りがありました。それは、台中市で宿泊した通豪大飯店には、中国や韓国などの国旗が掲げられておりましたが、日の丸だけがありませんでした。日本国旗が揚げられていない理由をフロントに尋ねましたが、その後、中国の理不尽な要求がホテルにあって日の丸を掲揚しなくなったことが分かりました。
今回の宿泊時に日の丸が掲げられていない時のことを考えて旅行ケースに日の丸を納めていましたが、その必要はありませんでした。
これは、小菅団長や松俵常任顧問のご尽力によるものと感謝しております。
旅の目的である宝覚寺での慰霊祭には、慰霊祭の案内を見た多くの日本人観光客の方が日本人墓地に線香を手向けられました。その後、60歳のご婦人が「年に1度の日本人墓地の慰霊祭に巡り合わせたことは、とても幸せでした」と感無量でお話されておりました。近くでは、訪問団の顧問が観光客に対して慰霊祭の意義などを熱く話されて、皆さんも感動されておりました。多くの日本人から供養されて、台湾で亡くなられた日本人の方々も喜んでおられると思います。
今回も台湾の皆様より心より歓迎され、歓待を受けたこと、また同じ志を持たれた団員の皆様と一緒に慰霊訪問の旅が出来たことが心に残りました。
第15次 団員の声(感想文)全14件
- 台湾は何回訪問しても胸に刻まれ、各地の思い出と名残りも盡きない感動の訪問団(永石辰郎)
- 台灣によせる強い思い(松俵義博・松俵茂子)
- 台灣先住民たちの民族の誇り(永田昌巳・永田タマミ)
- 日本と台湾を結びつける「天皇陛下万歳」(木村秀人)
- 台湾に学ぶ日本人の誇り(吉武勲)
- 『日本の宝』があるうちに(原田泰宏)
- 軍歌は日本と台湾がひとつの国として過ごした頃の思い出(桐野隆徳)
- 旅行ケースに日の丸を納めての訪台(村山淳)
- 教育の正常化を目指して(井上誠二)
- 海の彼方のニッポンへ(石川秀久)
- 慰霊訪問はご縁をつくり、深める場所(松下美佳)
- 15年の魂の交流を実感(永濱浩之)
- 台灣よありがとう(中村哲)
- 多くの気づきを与えてくれた慰霊訪問(佐竹聖子)