英霊に想ふ

湯下雅俊

昨日までの雨もあがり、8月15日福岡縣護国神社の境内は、灯籠で埋め尽くされていたが、参詣する人影はまばらだった。コロナのせいか、尊崇の念を失ったからか。いずれにしても残念なことだ。

国を守るため、家族を守るため、散った英霊達の気持ちを思うと大変申し訳ないと思う。台湾では、大東亜戦争で日本兵として散華した英霊に感謝し、子供、孫の代になっても慰霊を続けている。この英霊は靖國神社にも祀られているが、台湾からはお詣りできない。そこで軍人軍属3万余柱を祀り、靖國神社の許可を得て、台湾の靖国神社(濟化宮)を作った。いろいろ事情はあるが、英霊を尊崇する心があれば国を守る意識も生まれる。戦後76年、経済第一で走ってきた日本は、安全保障をないがしろにしてきた。英霊達はそれを心配していると思う。

経済的には豊かになったが、精神的には大変貧しくなってしまった。「今が良ければ、自分が良ければ」、ここから直していかねばならない。

宮原さんの少年兵としての体験談は戦争を知らない人に大いに感銘を与えた。故小菅氏が始められた、「家族揃っての参拝」の運動は、意義深い。

来年米寿を迎える老爺だが、「来年も参加するぞ。」

参拝者の声(感想文)(全26件)

敬称略50音順。但し、家族は「長幼の序」に従った。

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