第20次 帰朝報告

期間:平成30年11月22日(木)~11月26日(月)

参加者:73名

11月22日(木)

台北駐福岡經濟文化辦事處の陳忠正處長のお見送り、そして戎義俊前處長のお出迎え

今次訪問団員72名のうち、22日福岡出発の53名は、午前8時に福岡空港国際線出発ロビーに集合し、荷物を預けた後、特別待合室で出発式を行いました。台北駐福岡經濟文化辦事處の陳忠正處長ならびに洪臨球総務部長がわざわざお見送りに来て下さいました。慰霊訪問の旅の20年の歴史の中で初めてのことでした。

早速、陳處長にご挨拶をいただき、続いて小菅団長より訪問の目的、意義、体制の説明があり、原田泰宏、田中道夫両団長代行に団旗が交付されました。その後、久保直子添乗員からの諸注意事項等の説明を受け、陳忠正處長、洪臨球総務部長を交えて記念写真を撮影して出発式を終え、出国手続きを済ませ、チャイナエアライン111便に搭乗しました。天候の関係で約30分遅れで離陸した飛行機は、気流の関係で途中激しい揺れに見舞われましたが、12時50分に無事桃園国際空港に着陸しました。

入国手続きを済ませ、到着ロビーに出ると、台北駐福岡經濟文化辦事處の前處長の戎義俊氏をはじめ、新亜旅行社の張政美社長、ガイドの簡添宗さんや現地合流組の6名の団員の皆さんが温かく出迎えて下さいました。初日と最終日の同行を申し出て下さった戎前處長もご一緒に早速、2台の専用バスで最初の訪問先である台北の國民革命忠烈祠へと向かいました。

忠烈祠で国賓級の献花式を斎行

中華民國の戦死者33万の将兵が祀られている忠烈祠に着くと、奥にある大殿の献花式場へと案内されました。国賓級の人しか参列できない場所で、小菅団長が中華民國の所作に従い花環を捧げ、追悼の誠を捧げました。凛とした空気の張り詰める中、荘厳な雰囲気のもとで行われた献花式は実に感動的なものでした。献花式の後、國民革命忠烈祠の管理組組長の張家揚氏の挨拶、小菅団長の答礼の挨拶の後、大殿前で記念写真を撮り、丁度始まった衛兵の交代式を間近で見学させていただきました。

忠烈祠の衛兵交代式は多くの観光客の目玉ですが、衛兵が立つ意味などの説明を直接国軍関係者から伺い、団員の皆様にも貴重な経験となったことと思います。

原田団長代行が「屋島」、久野班長が「鶴亀」の舞を披露

一旦ホテルに寄って荷物を降ろした後、四国からの3名の団員と合流し、台湾日本関係協会主催の歓迎夕食会に臨みました。会場は昨年と同じ、上海郷村宴会館で、儀仗の甲飛喇叭隊第11分隊の原知祟隊長以下3名の皆さんも同席されました。同協会の謝柏輝副秘書長の歓迎の祝意、小菅団長の答礼の辞と続いた所で、主催者代表の張淑玲秘書長がお見えになりました。丁度、同時刻に札幌親善協会の夕食会と重なっていて、その合間を縫って駆けつけて下さったのです。張淑玲秘書長の流暢な日本語での挨拶、ユーモア溢れるお話の後、久野貴子班長による「鶴亀」のお謡と仕舞、原田泰宏団長代行が「屋島」の仕舞を披露され、開宴となりました。テーブルには団員各自のネームプレートが置かれ、美味しい料理の他に外交部(外務省)特注のワインも用意されていて、改めて関係協会のご配慮に感じ入りました。和やかな雰囲気での懇親交流の後、宿泊先の三徳大飯店に戻り、初日の旅の疲れを癒しました。

(文責:原田和典)

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