第19次 帰朝報告

期間:平成29年11月22日(水)~11月26日(日)

参加者:62名

11月22日(水)

離陸前のトラブルで一時間遅れで出発

今次訪問団員62名のうち、22日福岡出発の49名は、8時に福岡空港国際線出発ロビーに集合し、荷物を預けた後、特別待合室で出発式を行いました。小菅団長の挨拶に続いて、訪問の目的、意義、役員の紹介、名刺や学習資料の配付、団旗の交付、旅行社からの注意事項の説明等の後、記念写真の撮影を済ませ、出国手続きへ向かいました。出国手続きを無事終えた一行は、チャイナエアライン111便に乗り込みましたが、搭載荷物数の確認に手間どり、予定より1時間送れの12時、空路台北へ向けて出発しました。

機内食をいただき寛いでいるうちに、現地時間13時15分に桃園国際空港に到着しました。入国手続を済ませて空港待合室に出ると、今回で12回目となるガイドの簡添宗さんや新亜旅行社の皆さんが温かく出迎えて下さいました。既に到着していた3名の現地合流組の皆さんと共に、専用バスで早速、最初の訪問地である海明禅寺へと向かいました。

法要と呼ぶに相応しい慰霊式

新北市樹林区にある海明禅寺は、富田直亮陸軍少将をお祀りする禅寺で、昨年に続き2度目の訪問です。お寺への道路が狭いため、途中4台の乗り換えて納骨堂に着きました。納骨堂で読経が行われた後、僧侶に先導されて、小菅亥三郎団長がお遺骨と遺影を納骨堂からお預かりして祭壇に安置しました。富田少将の遺骨と遺影の前に整列した一行は、国旗敬礼、国歌斉唱、黙祷、小菅団長による祭文奏上、田中道夫、原田泰宏団長代行による献花と、粛々と慰霊式を斉行しました。田中団長代行の挨拶の後、小菅団長に続き各自献香し、お遺骨と遺影を納骨堂にお返しして慰霊式を終えましたが、静まりかえった境内で営まれた式は、まさに法要と呼ぶに相応しい感動を与えました。

分け隔てのない団長の姿勢を称賛

海明禅寺を後にした一行は、宿泊先である三徳大飯店に荷物を置いた後、台湾日本関係協会主催の歓迎夕食会に臨みました。主催者を代表して張淑玲秘書長の代理の謝延淙参事が歓迎の祝意を述べられた後、小菅団長が答礼の辞を述べ、4月まで福岡の辧事處で副領事をされていた李惠珊科長が挨拶されました。李科長は、辧事處在任中に多くの訪問団の行事に参加した想い出や、職員の就任に際して分け隔てすることなく歓送迎会を団長が開いてくれたこと等を披露され、訪問団の姿勢を賞賛されました。会食では外交部(外務省)特注のワインまで振舞われましたが、素晴らしい味でした。和やかな雰囲気で飲食、歓談を楽しんだ後、充実した気持で三徳大飯店に戻り、初日の旅の疲れを癒しました。

(文責:原田和典)

帰朝報告の系譜

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