第14次 帰朝報告

期間:平成24年11月22日(木)~11月26日(月)

参加者:38名

11月22日(木)

総勢38名の今次訪問団員のうち、22日福岡出発の25名は、8時に福岡空港国際線出発ロビーに集合し、搭乗手続きを終えた後、VIPルームで簡単な出発式を行いました。昨年まではDVDの制作をシネマトグラフにお願いしていましたが、今次は松俵義博常任顧問の紹介で、愛知県から吉村幸徳氏に団員として参加してもらいました。

森敬惠先生の「海ゆかば」に感動

出発式後出国手続きを済ませた一行は、チャイナエアライン111便で10時10分空路台北へ向けて旅立ちました。機内食をいただいて寛いだ後、現地時間11時40分に無事桃園空港に降り立ちました。入国手続を済ませて空港待合室に出ると、今回7度目となるガイドの簡添宗さんが暖かく出迎えて下さいました。ここで中部国際空港出発の石原祐教氏と合流した後、待合室の一角で班毎の自己紹介を行いました。これから、5日間寝食を共にする仲間としての意識の醸成に大いに役立ちました。自己紹介を終えた一行は専用バスで松山空港へ向かい、そこで東京出発組の5名の皆さん、及び結婚で台湾へ帰国した黄楷棻台湾支部事務局長と合流しました。黄事務局長は5日間我々に同行してくれることになっており、非常に心強い限りです。その後、台北14時30分発の新幹線で南下し、車窓から台湾の田園風景を楽しみながら、16時6分に高雄の左營駅に到着しました。再び専用バスに乗り換えた一行は、趙麗恵さんや地元の方々が待っておられる保安堂へと向かいました。保安堂に着くと、早速国旗敬礼、国歌斉唱、黙祷、献花の慰霊式を斎行しました。今回は東京から歌手の森敬惠先生が同行されていましたので、「君が代」と「海ゆかば」を伴奏に合わせて歌っていただきましたが、素晴らしいお声で、特に「海ゆかば」は真心のこもった調べで、黙祷を捧げながら心が感動で震え、14回の訪問で初めての経験でした。御祭神の帝國海軍艦長もさぞかし喜ばれたに違いありません。

慰霊式を終えた後、隣りに建立中の堂を見学しましたが、鮮やかな色彩の建物はほぼ完成していて、平成25年中には落成式を執り行う予定だそうで、参列を懇願されました。今年もいつものぜんざいが用意されていて、バナナやポンカンと一緒に美味しくいただきました。

恒例となった「アイビャージャエイヤー」

名残りを惜しみつつ保安堂を後にした一行は、黄明山、葉美麗台湾支部長ご夫妻主催の歓迎夕食会に臨みました。会場には支部長ご夫妻をはじめ、ご家族やご親族、支部長の職場の方々等多くの皆さんが集っておられ、心から歓迎していただきました。お土産の贈呈に続いて、長女の黄事務局長の通訳で支部長の歓迎の挨拶、団長の答礼 の挨拶の後祝宴となり、各テーブルで旧交を温めました。今年も恒例となった「アイビャージャエイヤー」の合唱で大いに盛り上がり、楽しい一時を過ごしました。来年の再会を約してお開きとなり、一行は宿泊先の華園大飯店で旅の疲れを癒しました。

(文責:原田和典)

帰朝報告の系譜

お問い合わせお問合せ