第13次 帰朝報告
期間：平成23年11月22日(火)～11月26日(土)
参加者：45名
11月26日(土)
ホテルで早目の朝食を摂り、最終日のこの日は台北県三芝郷にある明石元二郎台湾総督の墓所をお参りするために、少し早目にホテルを出発しました。昨年はバスの運転手の怠慢で墓所を訪れることができなかったので、今年は万全の手配で臨みましたが、何とか無事に到着した時には正直ホッとしました。墓地の中腹にある総督のお墓の前に整列した一行は、国旗敬礼、国歌斉唱、黙祷、献花に続いて、クリスチャン墓地であるにもかかわらず、紙コップで急きょ線香立てをこしらえ、お線香を上げました。しかも、塩先住職に読経をお願いすると、いいですよと快諾され、クリスチャン墓地で読経の中お線香を上げるというチグハクな形でしたが、心のこもった慰霊式を斎行しました。お墓の明石総督も苦笑されたかもしれません。
墓所を後にした一行は、時間に少し余裕があったので、予定にはなかったのですが、士林にある芝山公園に立ち寄ることにしました。ここには六士先生のお墓があり、公園に到着すると「学務官僚遭難之碑」の前で6人の先生方を供養するために慰霊式を行いました。国旗敬礼、国歌斉唱、黙祷に続いて、六士先生にゆかりのある国民文化研究会の会員でもある古賀誠氏に献花と挨拶をしてもらいました。思いがけない訪問、そして献花に古賀氏が謝意を述べられて式を終えました。
その後毎回立ち寄る土産物店に入り、買い忘れのお土産を買い求めてショッピングを楽しみました。買い物を終えた一行はレストランで飲茶の昼食を摂った後、松山空港に寄り、ここで羽田空港へ向かう7名の団員と来年の参加を確認して別れを告げました。福岡空港と中部国際空港へ向かう残り38名は、桃園空港で5日間お世話になったガイドの簡さんにお礼を述べ、来年のガイドもお願いして、出国ゲートへ進みました。福岡組37名は17時35分発のチャイナエアライン110便で桃園国際空港を飛び発ち、20時40分（日本時間）、福岡空港に着陸しました。入国手続きを済ませた一行は、空港ロビーで簡単な解散式を行い、全員の無事の帰国と台湾の皆様方の心温まるおもてなしに感謝しつつ、沢山のお土産と思い出を抱え、1月の帰朝報告会での再会を約して帰路につきました。
（文責：原田和典）