第17次 帰朝報告

期間:平成27年11月22日(日)~11月26日(木)

参加者:32名

11月26日(木)

福岡辧事處の曾念祖前處長がわざわざ訪問

最終日のこの日、前福岡辧事處處長の曾念祖氏がわざわざホテルを訪ねて来られ、バスの中でご挨拶をされ、懐かしい限りでした。初日に明石元二郎総督のお墓参りをしましたので、林森公園(明石元二郎台湾総督旧墓跡)は割愛し、中華民國総統府を見学しました。沢山の団体が順番待ちをしている中、福岡の辧事處にあらかじめお願いしていたお陰で時間通りに入場することができました。各コーナーを説明を聞きながら廻って、台湾の歴史や文化等を学ぶことができ、とても有意義なひと時でした。

外交部でも「福岡宣言」を高く評価

総統府を見学した後、中華民國外交部を表敬訪問しました。接待して下さったのは、李明宗亞東太平洋司総領事回部辧事で、歓迎の挨拶で慰霊のみを目的とした公的支援なしの民間団体は唯一だと言及され、またここでも「福岡宣言」を高く評価されました。続いて小菅団長が福岡宣言の評価に謝意を表明した上で、日本軍として亡くなった英霊を日本人が参拝することを国家として認めて下さっていることに感謝の意を述べました。その後、質疑応答があり、李氏が丁寧に受け応えされ、終始和やかな雰囲気で表敬訪問を終えました。

山本博久氏が学院にエール

外交部の正面玄関で李氏を交えて記念写真を撮った後、市内のレストランで飲茶の昼食をいただきました。乾杯の音頭を取られた山本博久氏が、慰霊訪問事業を末永く続けるためには、本業の九州不動産専門学院が益々大きくなることが必要と、声援を送って下さったのは、予期せぬ言葉で大変有難く思いました。また、現地の新亜旅行社の社長がわざわざ来られ、台湾情勢を含めて挨拶されました。

昼食を終えた一行は、土産物店に立ち寄ってショッピングを楽しんだ後、桃園国際空港へと向いました。空港に着くと搭乗手続きを済ませ、5日間お世話になったガイドの簡さんと黄事務局長に厚くお礼を述べ、来年の再会を約して別れました。空港を離陸したチャイナエアライン110便は19時35分に無事福岡空港に着陸しました。入国手続きを済ませ、空港ロビーで簡単な解散式を行い、全員の無事の帰国と台湾の皆様方の心温まるおもてなしに感謝し、沢山のお土産や想い出と共に、1月の帰朝報告会での再会を約して家路につきました。

(文責:原田和典)

帰朝報告の系譜

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