第17次 帰朝報告
期間:平成27年11月22日(日)~11月26日(木)
参加者:32名
11月22日(日)
総勢32名の今次訪問団員のうち、22日福岡出発の30名は、8時15分に福岡空港国際線出発ロビーに集合した後、特別待合室で出発式を行いました。訪問の歴史的意義、役員の紹介、注意事項の説明、記念写真の撮影を手短かに済ませ、出国手続きを終えた一行は、4泊5日の旅の期待を胸に、定刻10時55分にチャイナエアライン111便で空路台北へ向けて旅立ちました。
機内食をいただいて寛いでいるうちに、現地時間12時35分に無事桃園国際空港に到着しました。入国手続を済ませて空港待合室に出ると、今回で10回目となるガイドの簡添宗さんや黄楷棻台湾支部事務局長等の温かい出迎えを受けました。早速一行は専用バスに乗り込み、最初の訪問地である明石元二郎台湾総督の墓所を目指しました。新北市三芝区店子村にある福音山基督教墓苑の中腹に位置する元総督の墓所前に整列した一行は、国旗敬礼、国歌斉唱、黙祷、献花の手順で粛々と慰霊式を斎行しました。献花の後、田中道夫副団長の慰霊の言葉、小菅亥三郎団長の補足説明で慰霊式を締めくくりました。
台湾の政権交代に期待
最初の慰霊式を終えた一行は、台北市内へと向かい、昨年と同じ「紫都」で黄文雄先生と6月の台湾特別講演会以来の再会を喜び合いました。会場には黄先生の知己である著名な文化人の方々が20名余りお集まりでした。話題の中心はやはり1月の台湾総統選で、皆さん異口同音に民進党の蔡英文主席の勝利によって政権交代し、台湾のアイデンティティがより重視されるだろうと語ってありました。遅れて民視電視股分公司の田再庭董事長も駆けつけられ、総統選の結果に心強いエールを送られました。宴が進むにつれ大いに盛り上がり、黄先生はもとより他の皆様方も別れを惜しんでおられましたが、翌日は朝が早いこともありお暇乞いをして宿泊先の慶泰大飯店に戻り、心地よい眠りに就きました。
(文責:原田和典)