団員の声(感想文)

日台友好議員連盟設立への契機

特別顧問 横尾秋洋

昨年に引き続き2回目の訪問となりました。特に今回は特別顧問のお役をいただいた上のことでした。思い返せば昨年4月、平井県議会議員と市議会議員6名で国立故宮博物院の美術品が、九州国立博物館に台湾国として初めて貸し出されることの御礼として、故宮博物院と外交部を表敬訪問しました。

故宮博物院の慿明珠院長との面談後、外交部を訪問し亞東関係協会の楊勝任理事長代行による昼食会を開催していただきました。帰国後、台北駐福岡經濟文化辦事處の戎義俊處長(総領事)に感謝の意を込めて表敬訪問をいたしました。戎處長との会談の中で改めて台湾と日本との様々な関係をご教授いただきました。特に、台湾の主食米〔蓬莱米(ホウライマイ)〕の母として敬愛されている末永仁翁の存在を教えていただいたことや、その胸像が筑紫野市内の福岡県農林業総合試験場に設置されていることを知り驚きでありました。早速、領事館の帰りに試験場を訪問し拝見しました。

また、領事館内の各種パンフレットの中にあった台湾特別講演会開催の案内が目に留まりました。その後、6月8日の講演会に初めて参加し、日華(台)親善友好慰霊訪問団と、その団長である小菅亥三郎氏の存在を知りました。何と15年の長きにわたり継続して、慰霊のために台湾を訪れ、大東亜戦争で日本人として戦った台湾人や台湾の為に尽くした日本人のご冥福を祈る団体であることが分かりました。それは、私の人生観外の存在でありました。台湾との関わり方を調査すればするほど台湾の方々への感謝と畏敬の念に駆られました。

そこで私は、「筑紫野市議会日台友好議員連盟」の設立に向け議会内に働きかけを行い、私が代表している「会派つくし野」10名と、公明党筑紫野市市議団3名の13名で設立することになりました。そして平成26年11月21日、領事館からは戎総領事以下4名、藤田筑紫野市長、原田衆議院議員(代理)、平井県議会議員をお迎えしての設立総会開催の運びとなったものでありました。

その翌日の22日から4泊5日、私は初めて慰霊訪問団に参加させていただきました。日華(台)親善友好慰霊訪問団とその団長である小菅亥三郎氏の存在を知りえなかったら「筑紫野市議会日台友好議員連盟」の設立や、日華(台)親善友好慰霊訪問団への参加も有り得なかったであろうと思うものであります。

また、参加したことで訪問団の皆さんや台湾の方々と知遇を得たことは、私の人生の中で大きな財産となりました。まことに感謝の念に堪えません。

さて、今年の選挙の結果新たに3名の新人議員が入会しましたので、来年度は議員団で台湾国への訪問団を編成し訪問したいと計画しています。

第17次 団員の声(感想文)全11件

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