第1回 終戦記念日 護國神社参拝

趣旨

終戦72年も経つと、戦争を知らない世代が8割を超え、「8月15日は何の日ですか」の問いに答えられない若者が増えています。「人は二度死ぬ」。一度は戦争での死、二度目はその存在と死さえも忘れ去られた時と言われています。私たちは戦没者を二度も死なせてはなりません。今日(こんにち)あるをご英霊のご加護と感謝し、過去の歴史を正しく後世に伝えていきましょう。わが国・日本がある限り英霊の顕彰は、私たち生かされている者の責務です。終戦記念日はご家族同伴で護國神社にお参りに行きましょう。

※どなたでもご参加できます。

会費

※昇殿参拝を致しますので参加ご希望の方は8月10日(木)までに事務局へご連絡下さい。(要予約)

写真

第1回 終戦記念日 護國神社参拝

前史

そもそもこの行事は、わが家の家族参拝から始まりました。平成15年8月15日に縁あって福岡縣護國神社に参拝した私は、昇殿参拝されていたご遺族の余りの高齢さとその数の少なさにいいようのない不安を感じました。それは「国の行く末」に対する危惧と同根のものでした。「これはどうにかしないとここ数年で途絶える」と直感した私は、この事態への対応策として、終戦60年を期に平成17年8月に開催された「英霊顕彰の集い」を全力で担うことにしました。

小野田寛郎先生をお迎えしての大会は、福岡市中央区渡辺通の電気ホールで盛大に催すことができましたが、問題は「いかにしたらこの英霊顕彰行為を次世代に継承していくことができるか」でした。

錚々たる各界の知名士が、挙って参加、参列されようと、当の彼らの子や孫がこの行為を引き継がない限り、いずれ消滅していくのは火を見るよりも明らかでした。

孫子軍形篇に「日月(じつげつ)を見るは明目(めいもく)と為(な)さず」とありますが、ことここに至っても、このことに気付かない人が大多数を占めている現状は残念で仕方ありません。

英霊顕彰行事の主催団体の役員の1人として、その後も昇殿参拝を続けて参りましたが、お参りされる皆さんは、依然として大人の人ばかりでした。その中で一家を率いて参拝し続けてきた私は子や孫を同伴しない限り、この典儀も早晩潰えると判断し、平成29年8月15日に「家族参拝」の形に踏み切った次第です。

以下の写真は、全体で参拝した直後に家族だけで撮影した写真ですが、今になって思えば、この行為を先行させていなかったら「今日の形」には永遠にならなかったと思う次第です。

令和元年6月29日
小菅亥三郎

お問い合わせお問合せ