成功大學
エピソード - 成功大学 ~ 榕園は住民の憩いの場
台南駅の東側は学生の街
台南駅の東側には成功大学の広大な敷地が広がっている。成功大学は、台南高等工業学校から台湾省立工学院を経て、昭和31年(1956)に台湾省立成功大学設立。昭和46年(1971)に国立成功大学に改称された。
大学名は、台南を拠点として活躍した民族的英雄の鄭成功にちなんで名付けられた。学生数約2万人の規模を誇る成功大学は台湾大学と並んで国内有数の名門大学である。
成功大学の光復キャンパスにある榕園と呼ばれる公園のような広場は一般に開放され、休日には住民がピクニックを楽しんだり、子供たちが演武の練習を行なう姿が見られ、憩いの場として親しまれている。また、道路を挟んで榕園の反対側には成功湖という綺麗な池がある。
大学校内には大日本帝國陸軍の建物が多く存在し、現在も大学施設として利用されており、歴史的観点からも十分訪れる価値のある場所だ。
(文章:五郎丸浩/第20次結団式)