烏來酋長文化村

エピソード - 烏來酋長文化村 ~ タイヤル族の文化に触れる

酋長文化村と酋長歌舞劇場

烏來のトロッコ列車をおり、しばらく歩くと烏來瀑布の前に出る。その広場の前にあるのが「酋長文化村」である。初めて訪れる人は、タイヤル族の伝統的民家や工芸品などが見られる場所だと思って訪れるだろう。しかし、そこは土産物店である。店内では民族品制作の実演もしており、見ていてそれなりに楽しめる。民芸品のデザインも綺麗で独特である。

酋長文化村にいるタイヤル族の若者は、就職のため台北などの他の都市に出ていってしまうそうだ。そのため、この地に残った貴重な若者を年配者は有難がっている。その貴重な若い女性は美人が多い。店内を見学している時、機織を実演している若い女性にカメラを向けるとニッコリと微笑んでくれたりする。きれいな民族衣装や装飾品を身に着けているのでフォトジェニックな光景となる。

店の前に「酋長歌舞劇場」という看板がある。土産物店の上階にあるちょっと怪しげな小劇場がそれである。タイヤル族の踊りは決して派手ではないが、何種類かの踊りを堪能することが出来る。タイヤル族の文化、習俗、信仰が踊りに表現されている。見るだけでも意義はある。ショーのクライマックスは、観客も一緒に踊るというものである。ほぼ全員が席を離れ、タイアル族の人に踊り方を教えてもらいながら、踊りを楽しむのである。

(文章:五郎丸浩/第20次結団式)

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