喜楽發發森林公園
- 住所
- 922-0041
屏東縣來義郷丹林村6鄰古義路14號 - 電話番号 / FAX
- 08-785-0539
- No.
- 211422
- 当初訪問日
- 平成25年11月23日(2013年)
- 訪問実績
- 第15次
エピソード - 喜楽發發森林公園と鳥居信平像
喜楽發發林森公園
屏東県來義郷丹林村復興社區、林邊渓の畔のパイワン族の村に喜楽發發吾(シロファファウ)がある。川には原住民色たっぷりの丹波林大橋が掛かる。橋を渡らずに「發・東東休憩區」の方へ行くと、そこに鳥居信平の造った地下ダムが存在する。しかし、水はない。ダムはこの林邊渓の地下に存在する。鳥居信平はこの地下を流れる伏流水に着目し、地下ダムの建設を計画した。ここの伏流水は1年中干上がることなく、用水路にたっぷりの水を送ることができ、今もその進水塔が近くにあるが、中に貼られている解説の下には、当時鳥居信平がパイワン族タナシュウ(丹林)社頭目と交わした契約書の写しが印字されている。
ダムの近くには「喜楽發發森林公園」があり、そこに鳥居信平の記念館(二峰圳水資源歴史文物館)がある。公園に入るとすぐに鳥居信平の胸像がある。この公園は小ぶりだが気持ちのよい公園で、この社區の活動の中心として用いられている。舞台の横にパイワン族伝統の石板屋があり、看板も何もないがここが「鳥居信平記念館」といわれている。以前は資料も保存されていたらしいが、石板屋のため湿気にやられてしまうので移してあるとのこと。
鳥居信平はお酒が好きで、ここの頭目と潰れるまで飲み明かすこともしばしばだったという。腹を割った付き合いの末、地元パイワン族の協力の下に造られたのがこの二峰圳であり、90年経った今日でも変わらず、澄んだ美しい水を休まず供給している。
(文章:五郎丸浩/第20次結団式)