殉工碑

エピソード - 台湾で最も愛される日本人技師 八田與一

殉工碑

ダムの横には「殉工碑」が今も残されている。このダムは10年の歳月をかけて完成したが、その間大勢の方が亡くなった。この殉工碑にはダム工事に携わった従業員だけでなく、ダム工事期間中に事故や病気で亡くなった従業員とその家族134名(台湾人92人・日本人41人)全員の名前が、日本人・台湾人、男女の区別なく死亡順に刻まれている。当時の台湾は日本の統治下にあったが、八田與一は、台湾人も日本人も平等に扱っていた。碑には八田自らが書いた碑文が書かれている。

(文章:五郎丸浩/第20次結団式)

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