臺日文化經濟協會

エピソード - 台日文化經濟協會

政界、財界、産業界、民間の各レベルで交流

わが国と中華民國(台湾)との間には昭和47年(1972)から現在まで正式な国交がない。しかし、日本と台湾の間ではビザなしで短期滞在ができたり、運転免許証も認められたりと旅行するのに全く支障がなく、貿易も盛んに行われている。考えてみれば、これはとても不思議なことだ。

国交がないということは、大使館や領事館がないということになるが、その代わりに、日本側には対台湾の窓口機関として「公益財団法人日本台湾交流協会(旧「交流協会」)」が、中華民國台湾側には対日本の窓口機関として「外交部台湾日本関係協会(旧「亞東関係協会」)」が、そして大使館、領事館の代わりとして「台北駐日經濟文化代表處」「台北駐福岡經濟文化辧事處」等がある。こうした機関が機能しているお陰で、わが国と中華民國(台湾)との間の「国交の不在」は、普段ほとんど意識する必要がない。

わが国と台湾の密接な繋がりの後ろには、これらの機関だけでなく、他にも両国の間で積極的に交流を進めてきた人たちの存在がある。

日本の各地にある「日華(日台)親善協会」と「台日文化經濟協會」は姉妹関係を結び、両国が断交してからずっと、政界、財界、産業界、そして民間の各レベルでさまざまな交流活動を続けている。

慰霊訪問団は、第8次訪問から毎年、歓迎会にご招待戴き、多くの方々との交流の機会を与えていただいている。

(文章:五郎丸浩/第19次結団式)

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