王春茂・馮英鳳ご夫妻

エピソード - 王春茂・馮英鳳ご夫妻 ~ 団員50名を自宅に招待

家族交流の先駆け

王春茂氏は、昭和18年(1943)7月、大日本帝國海軍の軍属(農業技術員)としてパプアニューギニアのラバウルに従軍し、終戦翌年の昭和21年(1946)に台湾に戻った。その後、営林署勤務や材木商などをして妻と子供5人の家庭を築いた。戦友会「台湾海軍ラバウル会」の会長も務める。

慰霊団との交流は深く、交流会には欠かさず出席され、平成16年(2004)の第6次の折には団員をご自宅に招いて下さる等、家族交流の先駆けといっても過言ではない。平成22年(2010)の第12次の訪問時には「台湾海軍ラバウル会」主催の歓迎昼食会を開催して下さった。

平成28年(2016)の第18次訪問では、宝覚寺での慰霊祭の後、王春茂・馮英鳳ご夫妻との交歓会に臨んだが、食事の後に是非自宅によってもらいたいとのご招待を受け、総勢50名の団員でお邪魔した。

3階建ての広々とした邸宅で、高価な調度品が置いてあり、目を見張るほどであった。美味しい紅茶と果物をご馳走になり、いつまでもご健勝でお幸せにと念じた次第である。

(文章:五郎丸浩/第20次結団式)

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