育英醫護管理專科學校

エピソード - 育英醫護管理専科学校 ~ 大和魂の教育

教育への情熱

育英醫護管理専科学校は昭和38年(1963)に許國雄博士らによって創設された。医学博士・教育博士でもある許國雄博士は、高雄医学院の医学部や歯学部で教鞭をとるうちに、教育への情熱がかき立てられ、自分で学校をやってみたいと思うようになった。そこで看護婦・助産婦を育成するために育英高級護理助産職業学校を設立。この分野では台湾で最初の私立校だった。現在は育英醫護管理専科学校という短大となり、生徒数2,000名の規模となっている。昭和41年(1966)には東方工芸専科学校を創設、東方技術学院と改称され、現在は東方設計大学となっている。学校では、毎日朝礼を行い、国旗「青天白日旗」を掲揚する。台湾への忠誠心を養いながら、同時に大和魂の教育をめざした。

創立した当初の学生には、高級官僚や政治家のドラ息子も少なくなかった。悪いことをした生徒には、親に言いつけるのではなく、容赦なく殴る。「君は本来良い学生だけど、今のはよくない」と言って、3回殴る。1回目は国に代わって殴り、2回目は父親に代わって殴り、3回目は母親に代わって殴る。不思議なことに、殴られた学生ほど、卒業してから立派になり「昇進しました」「今度社長になりました」と報告に来ると言う。

(文章:五郎丸浩/第20次結団式)

お問い合わせお問合せ