家族参拝に参加して

下川沙穂里

終戦の日、初めてこのような会に参加した。いつもなんとなく平和の授業を受けたことを思い出すぐらいで、それ以上考えたことはなかったのかもしれない。この日は戦争について考えるだけでなく、本当の歴史や本当の日本人の姿を感じることができた。

私が小学生の頃に学校で習った時は、戦いたくないのに国の命令で無理やり行かされ、特攻はかわいそうという気持ちしかなかった。しかしこの日話を聞いて当時戦争で亡くなった方々はそんな気持ちではなかったことが分かった。今まで、学校で教わったまま日本人が悪いから戦争が始まったと思っていた。信じられないけどそうなのだと当時は思ったが、それは真実ではなく、日本の為に戦った先人たちを誇りに思えたことが私はうれしかった。

また今回は天皇陛下が出された文章も読むことができたが、戦後教育で育った私は、かろうじて読めるが、意味は全て理解できなかった。しかし、これが本当の日本語であるということを知り、読めないことが悲しかった。

もう戦争の真実、本当の日本人の姿を話して下さる人は少なくなるだろうが、私はこの本当の日本人はこうだったのだということが分かればもっと日本への関心が持てるし、先人達がいたからこそ今があるということに感謝できるのだなと思った。私自身まだ少し知っただけだが、これは誰かが伝え続けなければ日本が日本でなくなりそうな危機感も覚えた。

この家族参拝に参加しなかったら、戦争のことも日本人のことも誤解したままだったので、このような機会を下さった方々に感謝したい。誇りをもって戦った先人達は本当にかっこいいなと思った。この国から本当の日本人が消えないよう、真実を伝え続けなければならないと思った。

参拝者の声(感想文)(全39件)

敬称略50音順。但し、家族は「長幼の序」に従った。

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