終戦記念日に護国神社に家族参拝
津田建一
今年の8月15日の終戦記念日は、私一人での参加となりました。お盆の間は、大雨に降られた初盆参りでした。護国神社参拝の朝の出来事を少し述べたいと思います。
連日の大雨で私の地区の溜池の堤防が決壊しそうになり、前日は地区の役員、溜池委員でブルーシートを雨の中10枚ほど張る作業をしました。朝溜池を見に行くと数人の人が魚釣りをしていました。その中に親子連れ3人がいて、父親と中学生と思われる男の子、高校生位の男の子。私は中学生と思われる男の子に話しかけました。
「今日はまだお盆だよ!お盆は亡くなられた方や、ご先祖様に供養する日だ。無益な殺生をしてはいけない。漁師の方々は決して漁にはいかない。漁師さんは漁をして生計を立てているので、年に1度は必ず供養をしているんだよ」と。
男の子は素直に「はい」と答えた。その直後、父親が近寄ってきてこう言った「釣りあげてもすぐに戻してるから良いだろう」と。私は少し怒った口調で強く云った。「なお更いかん。あんたは唇に針を引っ掛けて引きずり回されたら、どんな気持ちになるか。そのようなことを言っているのではない。私は雨の中このブルーシート張りをして、朝の見廻りに来た。この溜池の管理責任者として20年以上になる。魚釣りを禁止することも出来る。行政(市)は危ないからフェンスを張れば予算を付ける…と。私は沢山の人達が魚釣りを楽しんでいるのでフェンスはしない」と言い続けている。等々話をした。最後に「私は今から福岡の護国神社に戦没者慰霊参拝に行く。あなた達もお盆は先祖への感謝をするように」と。父親は「あなたの考えを押し付けないでほしい」と云々。
その後私は思った。この親子はきっと日頃は良い関係の親子で、良い家庭の中で幸せに暮らしているのだろうな、と。田舎の爺さんに怒鳴られたことで何か一言でも耳に残り、また何時の日にか思い出して頂ければ有難い。5.6ヘクタールの湖、周囲に遊歩道を作り、春に桜、秋には紅葉、家族連れ、釣り人達が集う。そのような夢を次世代に伝え元気な時に実現したい。
護国神社に参拝すると、親子連れで参拝している姿を見て微笑ましく思った。スタッフの皆さん、お疲れ様でした。ご苦労様でした。有難う御座いました。
参拝者の声(感想文)(全26件)
- 素晴らしい日本を取り戻したい(伊東季華)
- 英霊との約束(大山猛)
- いつか皆の当たり前に(茅野櫻)
- 令和三年八月十五日家族参拝を終えて(小菅健太郎)
- 家族揃って参拝できることの有り難さ(小菅民)
- 終戦の日護国神社家族参拝に参加して(小林弘治)
- 8月15日~財産になった1日~(坂本美里)
- 昔は「国を守ること」、今は「自分のこと、楽しいこと」(坂本一栞)
- 令和3年8月15日の福岡県護國神社での家族参拝に参加して(佐竹冬子)
- 宮原泉さんたちの育った時代(佐竹一仁)
- マイクを向けられてもきちんと言えて良かった(佐竹晴仁)
- 英霊に感謝する気持ちを忘れない(田川香代)
- 8月15日護国神社参拝は「日本遺産」(田口俊哉)
- 終戦記念日に護国神社に家族参拝(津田建一)
- 今年は娘と参加しました(中村那津子)
- ~日本人としての当たり前にする~令和3年8月15日「終戦記念日に護国の英霊に追悼と感謝の誠を捧げる家族の会」に参加して(原田泰宏)
- 終戦の日親子で参加(廣瀬知晴)
- 終戦の日家族参拝に参加して(廣瀬優莉)
- 絶対に忘れてはいけないこと(廣瀬友那)
- 令和3年8月15日終戦記念日を護國神社に参拝して(福田章枝)
- 終戦の日の「決断」(松本翔太)
- 本当の歴史を知る意義(三嶋由香)
- 私の8月15日(宮原泉)
- 終戦の日家族参拝に参加して(山下あけみ)
- 英霊に想ふ(湯下雅俊)
- 終戦の日家族参拝に参加して(和久田純古)
敬称略50音順。但し、家族は「長幼の序」に従った。
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